更新日:2026.01.26>副鼻腔炎
妊娠中に薬を控えたい方へ|鼻炎・副鼻腔炎を漢方で改善した体験談
妊娠中に慢性的な鼻炎や副鼻腔炎が悪化し、鼻づまりや鼻水に悩まされる方は少なくありません。しかし、妊娠期は飲める薬が限られることも多く、「今は対処するしかない」「出産まで我慢するしかない」と言われるケースもあり、つらさを抱えたまま過ごしている方もいます。
今回ご紹介するのは、長年の鼻炎に加えて副鼻腔炎を発症し、妊娠中の薬の副作用を心配して漢方治療を選択した40代女性の治療体験です。
漢方服用から3週間で症状が半減し、約4か月後には鼻づまりや鼻水がほぼ消失。その後は妊娠中でも安定した状態を維持しています。
体質を調整しながら炎症やアレルギー反応を整えることで、どのように症状が改善していったのか、治療を担当した中医師のコメントとともに、その経過をお伝えします。
富士堂では、妊娠中の方や遠方の方でもご相談いただけるよう、オンライン漢方相談にも対応しております。漢方薬の宅配も可能ですので、お困りの際はどうぞご利用ください。
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患者さまアンケート
患者情報
ニックネーム:ほんだ
年齢:41歳
性別:女性
漢方の服用期間:4ヶ月
いままでの治療経験
長年の鼻炎に悩まされ、風邪症状がひどい時にクリニックの処方薬を飲んでいました。副鼻腔炎が悪化し、妊娠をしたことがもあり、薬ではなく漢方のご相談をすることにしました。
富士堂での治療体験談
鼻炎はすぐに改善することではありませんでしたが、徐々に鼻づまりが良くなり、1~2割にまで鼻水、鼻づまりが良くなりました。
常にティッシュを持ち歩いていた生活でしたが、ティッシュの使用が少なくなりました。合わせて部屋の加湿をすることで、ほぼ鼻水が出ない生活となりました。
闘病・治療中の方へのメッセージ
根気強く漢方を飲むことに限りますね!ありがとうございました!!
担当の先生からのコメント
妊娠中に風邪をひいたことで鼻炎症状が悪化し、副鼻腔炎も併発していた患者さまです。西洋薬(処方薬)による副作用や胎児への影響を心配されたため、安全性を考慮した漢方治療をご決心されたとのことでした。
初めてのご相談時には水様性の鼻水(透明でサラサラ)や鼻づまりが見られ、アレルギー性鼻炎に関連する症状と判断しました。通常であれば麻黄を含む「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」が第一選択肢となりますが、麻黄には血管収縮作用があり妊娠中は慎重な投与が必要です。そのため、治療効果と安全性のバランスから、麻黄を含まない「苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)」を選択しました。
さらに後鼻漏も確認されたため、「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」を併用する形で治療を開始しました。
服用開始から約3週間で鼻の症状は半減したため、妊娠中であることを考慮し、漢方薬の用量は2/3量へ減量しながら継続。さらに9週間の服用後には症状は当初の2~3割までに改善し、その後は1/3量まで減量しても安定していました。計16週間(約4か月)の服用で症状はほぼ消失し、無事に治療を終了しました。
麻黄を含む漢方薬は血管収縮作用によって効果が高い一方、妊娠中は慎重な判断が必要です。今回のように妊娠期の鼻炎・副鼻腔炎に対しては、安全性を優先した処方選択と段階的な用量調整が重要になるため、自己判断を避け、専門家に相談することをおすすめします。
担当 張冬先生
Q&A|よくあるご質問
Q1. 妊娠中に鼻炎や副鼻腔炎の薬を飲んでも大丈夫ですか?
A. 処方薬や市販薬の中には胎児への影響が懸念される成分が含まれることがあるため、妊娠中の自己判断での服用は推奨されません。症状が強い場合は産婦人科や耳鼻科に相談し、必要であれば薬以外の選択肢(漢方・生活調整など)も検討されると良いでしょう。。
Q2. 妊娠中の鼻づまりや鼻水は漢方で改善できますか?
A. 妊娠中でも安全性に配慮した漢方薬で対応できることがあります。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎に用いられる方剤があり、体質や症状、妊娠週数に応じて調整できます。ただし、使用可否は個別判断になるため専門家への相談が必要です。
Q3. 妊娠中に麻黄を含む漢方薬は使っても大丈夫ですか?
A. 麻黄は血管収縮作用などを持つ生薬で、妊娠中は慎重に扱われます。妊婦では麻黄を含まない代替処方が選択されることが多く、安全性と効果のバランスを見ながら漢方の専門家が判断します。
Q4. 小青竜湯は妊娠中でも使われますか?
A. 小青竜湯は鼻水・鼻づまり・アレルギー性鼻炎に用いられる代表的な漢方ですが、麻黄を含むため妊娠中の投与は慎重に行うべきです。そのため妊娠中は麻黄を使わない処方に置き換えることがあります。
Q5. 漢方は妊娠中でも服用量を調整できますか?
A. 妊娠中は体調変化を考慮し、漢方薬の用量を減量することがあります。段階的に量を調整しつつ、安全性と改善度を見て処方が継続されるケースがあります。
Q6. 妊娠中の鼻づまりに対して生活面でできることはありますか?
A. 加湿、温度管理、睡眠姿勢の工夫、アレルゲン対策などが役立つ場合があります。軽症なら生活調整のみで改善することもありますが、長期化・悪化する場合は受診が必要です。
Q7. 漢方はどのくらい飲めば効果が出ますか?
A. 症状の原因や体質によって異なりますが、鼻炎や副鼻腔炎の場合は数週間〜数ヶ月単位で改善経過を見ることがあります。妊娠中は用量調整が入ることもあり、改善に個人差があります。
Q8. 副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎は別の病気ですか?
A. 関連性はありますが別の病態です。アレルギー性鼻炎はアレルゲンによる鼻粘膜炎症、副鼻腔炎は副鼻腔に炎症が広がり、膿が溜まる状態です。両方同時に起きることもあります。
Q9. 鼻炎が副鼻腔炎に進行することはありますか?
A. あります。鼻粘膜の炎症が副鼻腔に広がることで副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)が発生することがあり、早期のケアが重要です。
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