36歳、原因不明不妊症、漢方服用10ヶ月、1回目の体外受精妊娠成功

2019.04.18＞不妊症症例

東京都のＴ・Ｍさん　初診35歳
治療経歴＝不妊治療2年目、人工授精7回

患者様について
35歳、不妊治療2年目に入り、人工授精既に6回されたが、着床は1回もなかった。最後1回の人工授精をチャレンジし、ダメだったら体外受精に移行予定。その前に卵巣や子宮状態の改善を求めて来店。　　　　　　　　

漢方治療について
生理周期は24-25日、生理期4日間、高温期12日間、生理痛：4/5
寒がりで、足とお尻周りが常に冷える
漢方分類：血虚、陽虚
治療プラン：補血、補気、温陽
治療用薬：
① 卵巣機能改善　参馬補腎丸（12,000円税抜/月）
② 冷え症・生理痛の改善・ホルモンバランスの調整に
加味逍遥散・当帰芍薬散・折衝飲など（約12,000円税抜/月）
採卵・体外受精・移植期間
採卵時　鹿茸大補湯（正常量、約20,000円税抜/月）
移植後　安胎茶（約9,000円税抜/月）

漢方服用後の経過
＜服用1ヶ月目＞
血流の改善が実感し、冷えが軽減しました。生理時に折衝飲を服用したら、生理痛が我慢できる範囲に改善。
＜服用3ヶ月目＞
生理周期27日間に延長、高温期も14日間になり、人工授精を再度チャレンジしましたが、失敗してしまいました。予定通りに体外受精の病院を探しながら、卵巣と子宮のケアに専念しました。
＜服用7ヶ月目＞
クロミフェン＋hMG/rFSH法で排卵誘発、9個卵胞の内に、成熟卵6個、最後に
4AA* 2個、3AB*1個、計3個胚盤胞が冷凍出来ました。採卵後に腫れている卵巣ケアに、芎帰調血飲第一加減に変更しました。
＜服用9ヶ月目＞
1週間を空けて、卵巣の腫れが取れ、移植周期に入りました。子宮内膜成長促進の亀鹿仙を投与、D12に16㎜の卵胞と8.5㎜の子宮内膜で良好状態で、一番質が良いの4AAを移植しました。
＜服用10ヶ月目以降＞
検査日にHCG：127、その後子宮内胎嚢も確認、着床無事に成功しました。心拍も確認され、16週目に漢方から卒業しました。