2018.09.26>腫れ物・悪性腫瘍(癌・がん)
癌と漢方2:がんの予防と再発防止
みなさん、こんにちは。
今回、主治医も驚く効果のある3症例を通じて、がんの予防と再発防止に対する漢方の役割を理解していただけたら幸いです。
胆管癌術後5年、術後2年の時点から漢方薬治療を受けてから、癌の再発はない。また、繰り返し高熱も軽快し、肝機能も改善し、膝の人工関節手術を受けることができ、体力もQOLもアップできました。
広範囲胆管がんで 2009年9月に膵頭十二指腸切除術が行われ、その後胆管断端部に対して2010年3-4月に放射線治療が追加される。肝臓にも低吸収域(肝臓がん)が認め、放射線照射が行われた。
原発性肺がんに対して、2013年6月に胸腔鏡下右肺下葉部分切除術が行われた。尿道結石手術も受けました。
食欲不振、間質性肺炎、動脈硬化症、L4腰椎すべり症などの慢性疾患も持っています。
2011年11月~ 癌の再発防止、くり返して高熱が出る、CRP高値、放射性肝機能障害、QOLの改善などの目的で、富士堂漢方薬局にて漢方治療が始めた。
人参や黄耆を含めた参耆剤、更に附子など、益気補血、健脾温陽、免疫強化などの漢方煎じ薬で治療し、月に2-3回の高熱は今現在1-2ヶ月に1回中等度の熱までに改善、また白内障手術、両膝関節置換術などを受けることができました。
検査では、癌の再発もなく、肝機能の改善、栄養状態の改善、だるさもなく、一日7000歩ぐらい歩けるという元気な生活を送っています。
主治医に「私はたくさんの癌の手術をしたが、5年間で癌の再発しない人はあなただけ」と言われました。
患者様と家族に「安心で癌手術後5年も再発なく、元気に暮らせることは、毎日欠かせずに漢方服用のおかげです。大変感謝しています。」と言われました。
【解説】
癌の手術、放射線治療などは高齢の癌患者にとっては、大変なダメージとなります。また多く持つ慢性疾患、高熱の繰り返し、膝関節置換術などの手術、リハビリなどもあるため、漢方薬治療は免疫増強、癌の再発防止、体力強化、消化吸収、代謝改善、気血補益、疼痛管理、副作用の軽減などに大変役に立ったものである。
癌患者をみるときに、単なる癌だけではなく、患者の全体、心身、体質、また生活習慣からみることが大切です。いかに虚実、気血、臓腑、正邪などから熟慮しながら、漢方薬の選別、オリジナル調合をして治療することは真の癌の治療、QOL及び患者の幸せにつながれると痛感しております。
前立腺炎・腫瘍マーカーPSA高値、漢方治療2か月でPSA正常になりました。
症状:肛門と睾丸の奥に重滞感、鈍痛、長く座る姿勢を取るときに、また飲酒後に症状がひどくなる。喫煙。暑がり、特に上半身や顔面部の熱感を感じる。運動不足。腰痛症。
腫瘍マーカーPSAの検査
2011年10月健診:PSA:7.9ng/ml(正常<4ng/ml)
2012年9月健診: PSA:8ng/ml
2012年10月泌尿器内科の検査:PSA:20ng/ml
2013年5月下旬:富士堂漢方薬局の漢方相談に来店、漢方薬治療をスタート。瘀血を去り、湿熱の毒を取る漢方薬を継続飲んでもらった。
症状:
①漢方を飲む翌日から、煙草の匂いが嫌いになり、それから禁煙成功になった。
②肛門と睾丸の奥に重滞感や鈍痛が徐々に軽快してきた。
PSA検査:2013年9月:1.1 ng/mlで正常になりました。
【解説】
厳密的に、この方は癌ではなく、慢性前立腺炎でした。前立腺炎でも腫瘍マーカーのPSAも高くなることもあります。最新の研究では、「炎症」と「癌」のメカニズムが同じの部分が多いという結果がわかりました。要するに、慢性的な炎症状態は癌の前段階になるかもしれません。この意味で、漢方では癌になる前に「未病」治療が成功できたといえるでしょう。
不思議に思うことは、漢方を飲む翌日にタバコが嫌いになり、何度も禁煙が成功できなかったこの方は、自然に禁煙できました。
漢方は人間のすべてを「中」(つまり正常状態)を戻す力を持っていることは改めて証明できるでしょう。
漢方の不思議な力に脱帽しなければなりません、私は。
急性骨髄性白血病化学療法 直後に漢方薬治療が開始、一年2か月で再発はない、病気のバラメーターはすべて正常になった。
経過:急性骨髄性白血病で2012年11月~5回抗がん剤点滴、2013年6月24日に最後の化学療法で退院。何十年に頭痛と腰痛持ち、消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)はほぼ毎日飲んでいます。
2013年7月4日 白血病の再発防止の目的に、富士堂漢方薬局に相談に半信半疑に来店されました。
漢方治療と効果:腎虚、気逆、免疫低下などの視点から、漢方煎じ薬で治療し始めた。
症状:
①頭痛、腰痛はすぐに効いた、何十年の鎮痛剤は不要になり、大変喜んでいる。
②抗がん剤による手足のしびれも徐々に軽減し、約半年ぐらいに気にならなくなった。
③1年過ぎても再発の兆候もないし、何十年の頭痛もなくなり、髪の毛が真っ黒で、陰毛も真っ黒になった。
検査データの推移:
WT1-mRNA定量は急性骨髄性白血病を反映するマーカーです。
【解説】
主治医は「このぐらい年齢なら、ほぼ半年ぐらい再発するが、一年過ぎても再発もないし、元気だし…」と不思議で仕方がなく思うらしいです。(漢方を服用していることは、患者の家族は主治医に内緒している)
この患者さんは2013年7月3日より漢方服用して、翌月の8月22日の検査ではWT1-mRNA定量は0となり、更に今でも正常のライン以下に維持することで、漢方治療の力が想像できるでしょう。そのだけではなく、すべての症状もQOLも改善し、大好きな旅行もできるようになりました。
患者様の幸せは漢方とつながっているということは、私の漢方研究実践の原動力となっています。
富士堂東洋医学研究所 所長 許志泉
⇐1.「がんの現状・原因・分類」
今回、主治医も驚く効果のある3症例を通じて、がんの予防と再発防止に対する漢方の役割を理解していただけたら幸いです。
症例1.81歳、男性。
胆管癌術後5年、術後2年の時点から漢方薬治療を受けてから、癌の再発はない。また、繰り返し高熱も軽快し、肝機能も改善し、膝の人工関節手術を受けることができ、体力もQOLもアップできました。
広範囲胆管がんで 2009年9月に膵頭十二指腸切除術が行われ、その後胆管断端部に対して2010年3-4月に放射線治療が追加される。肝臓にも低吸収域(肝臓がん)が認め、放射線照射が行われた。
原発性肺がんに対して、2013年6月に胸腔鏡下右肺下葉部分切除術が行われた。尿道結石手術も受けました。
食欲不振、間質性肺炎、動脈硬化症、L4腰椎すべり症などの慢性疾患も持っています。
2011年11月~ 癌の再発防止、くり返して高熱が出る、CRP高値、放射性肝機能障害、QOLの改善などの目的で、富士堂漢方薬局にて漢方治療が始めた。
人参や黄耆を含めた参耆剤、更に附子など、益気補血、健脾温陽、免疫強化などの漢方煎じ薬で治療し、月に2-3回の高熱は今現在1-2ヶ月に1回中等度の熱までに改善、また白内障手術、両膝関節置換術などを受けることができました。
検査では、癌の再発もなく、肝機能の改善、栄養状態の改善、だるさもなく、一日7000歩ぐらい歩けるという元気な生活を送っています。
主治医に「私はたくさんの癌の手術をしたが、5年間で癌の再発しない人はあなただけ」と言われました。
患者様と家族に「安心で癌手術後5年も再発なく、元気に暮らせることは、毎日欠かせずに漢方服用のおかげです。大変感謝しています。」と言われました。
【解説】
癌の手術、放射線治療などは高齢の癌患者にとっては、大変なダメージとなります。また多く持つ慢性疾患、高熱の繰り返し、膝関節置換術などの手術、リハビリなどもあるため、漢方薬治療は免疫増強、癌の再発防止、体力強化、消化吸収、代謝改善、気血補益、疼痛管理、副作用の軽減などに大変役に立ったものである。
癌患者をみるときに、単なる癌だけではなく、患者の全体、心身、体質、また生活習慣からみることが大切です。いかに虚実、気血、臓腑、正邪などから熟慮しながら、漢方薬の選別、オリジナル調合をして治療することは真の癌の治療、QOL及び患者の幸せにつながれると痛感しております。
症例2.43歳、男性。
前立腺炎・腫瘍マーカーPSA高値、漢方治療2か月でPSA正常になりました。
症状:肛門と睾丸の奥に重滞感、鈍痛、長く座る姿勢を取るときに、また飲酒後に症状がひどくなる。喫煙。暑がり、特に上半身や顔面部の熱感を感じる。運動不足。腰痛症。
腫瘍マーカーPSAの検査
2011年10月健診:PSA:7.9ng/ml(正常<4ng/ml)
2012年9月健診: PSA:8ng/ml
2012年10月泌尿器内科の検査:PSA:20ng/ml
2013年5月下旬:富士堂漢方薬局の漢方相談に来店、漢方薬治療をスタート。瘀血を去り、湿熱の毒を取る漢方薬を継続飲んでもらった。
症状:
①漢方を飲む翌日から、煙草の匂いが嫌いになり、それから禁煙成功になった。
②肛門と睾丸の奥に重滞感や鈍痛が徐々に軽快してきた。
PSA検査:2013年9月:1.1 ng/mlで正常になりました。
【解説】
厳密的に、この方は癌ではなく、慢性前立腺炎でした。前立腺炎でも腫瘍マーカーのPSAも高くなることもあります。最新の研究では、「炎症」と「癌」のメカニズムが同じの部分が多いという結果がわかりました。要するに、慢性的な炎症状態は癌の前段階になるかもしれません。この意味で、漢方では癌になる前に「未病」治療が成功できたといえるでしょう。
不思議に思うことは、漢方を飲む翌日にタバコが嫌いになり、何度も禁煙が成功できなかったこの方は、自然に禁煙できました。
漢方は人間のすべてを「中」(つまり正常状態)を戻す力を持っていることは改めて証明できるでしょう。
漢方の不思議な力に脱帽しなければなりません、私は。
症例3.67歳、男性。
急性骨髄性白血病化学療法 直後に漢方薬治療が開始、一年2か月で再発はない、病気のバラメーターはすべて正常になった。
経過:急性骨髄性白血病で2012年11月~5回抗がん剤点滴、2013年6月24日に最後の化学療法で退院。何十年に頭痛と腰痛持ち、消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)はほぼ毎日飲んでいます。
2013年7月4日 白血病の再発防止の目的に、富士堂漢方薬局に相談に半信半疑に来店されました。
漢方治療と効果:腎虚、気逆、免疫低下などの視点から、漢方煎じ薬で治療し始めた。
症状:
①頭痛、腰痛はすぐに効いた、何十年の鎮痛剤は不要になり、大変喜んでいる。
②抗がん剤による手足のしびれも徐々に軽減し、約半年ぐらいに気にならなくなった。
③1年過ぎても再発の兆候もないし、何十年の頭痛もなくなり、髪の毛が真っ黒で、陰毛も真っ黒になった。
検査データの推移:
【解説】
主治医は「このぐらい年齢なら、ほぼ半年ぐらい再発するが、一年過ぎても再発もないし、元気だし…」と不思議で仕方がなく思うらしいです。(漢方を服用していることは、患者の家族は主治医に内緒している)
この患者さんは2013年7月3日より漢方服用して、翌月の8月22日の検査ではWT1-mRNA定量は0となり、更に今でも正常のライン以下に維持することで、漢方治療の力が想像できるでしょう。そのだけではなく、すべての症状もQOLも改善し、大好きな旅行もできるようになりました。
患者様の幸せは漢方とつながっているということは、私の漢方研究実践の原動力となっています。
富士堂東洋医学研究所 所長 許志泉
⇐1.「がんの現状・原因・分類」
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