更新日:2025.12.19糖尿病・痛風・肥満・代謝・内分泌
高尿酸血症とは?原因・症状・治療法・痛風に効く漢方を徹底解説
「痛風になりたくない」「尿酸値が高いと言われたけれど、何から始めればいいかわからない」——そんなお悩みをお持ちではありませんか?
高尿酸血症は、血液中の尿酸が基準値を超えて慢性的に高くなっている状態で、放っておくと痛風発作や腎機能障害、生活習慣病との合併など、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。
この記事では、高尿酸血症の原因や症状、食事・運動・薬による治療法に加え、近年注目されている漢方による体質改善アプローチについても、専門的な視点からわかりやすく解説します。
「どうして尿酸値が上がるの?」「どんな食べ物に気をつければいい?」「漢方はどんなふうに効くの?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
1.高尿酸血症とは
高尿酸血症とは、体内に尿酸が過剰に蓄積した状態を指し、血清尿酸値が基準値を超える(成人男性:7.0mg/dL以上、成人女性:6.5mg/dL以上)場合に診断されます。
尿酸が過剰になると、足の親指のつけ根をはじめとする関節や腎臓、尿管などに尿酸の結晶が沈着し、炎症を引き起こします。その結果、腫れや激しい痛みが生じ、この症状を痛風と呼びます。
痛風は、文字通り「風が当たるだけでも痛む」と表現されるほどの激痛を伴う病気です。かつてはお金持ちの病気と言われ「贅沢病」とも呼ばれていました。しかし、現代では食生活の変化により、特別な食事をしなくても尿酸値が上昇しやすくなり、痛風を発症するリスクが高まっています。
2.では尿酸とは何でしょう?
尿酸とはプリン体という成分が肝臓で分解されて生じる燃えカスです。
食べ物から取り込まれるプリン体の量は全体の20%、体内で作られる細胞の老廃物やエネルギーの燃えカスによるプリン体の量が全体の80%です。プリン体は核酸やアデノシン三リン酸(ATP)の構成成分であり、「細胞の新陳代謝」と「エネルギー代謝」により産生されます。
(1)細胞の新陳代謝
人間の細胞の中にある遺伝情報を伝える核酸の構成成分もプリン体ですので、新陳代謝が進むと古い細胞の核酸からプリン体が放出されます。
(2)エネルギー代謝
ATP(アデノシン三リン酸)はADP(アデノシン二リン酸)に分解される時にエネルギーを放出します。通常であればATPがADPに分解されたあとATPに再合成します。しかし、激しい運動などで必要とされるATPが多くなった時には余分なATPは分解されてプリン体が生じ、尿酸が作られることになります。

健康な人の場合、尿酸は1日約700mg作られ、同量が尿や便として排泄されるため、体内の尿酸は常に一定量(約1200mg:成人男性の場合)が蓄積されています。これを「尿酸プール」といいます。しかし、生活習慣の乱れなどによって作る量が増えたり、出す量が減ったりするとバランスが崩れ、尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態となります。

3.高尿酸血症による症状と影響
(1)直接的な影響
高尿酸血症が長期化すると尿酸が結晶化し全身に影響を及ぼします。関節に溜まれば痛風発作をおこすリスクが高まり、皮下組織や関節などに沈着すれば痛風結節というコブ状の隆起ができることがあります。
また、血清尿酸値が高いと尿は酸性となって尿酸が溶けにくくなり、尿路結石や腎結石ができやすくなります。尿酸結晶が腎臓の尿細管に沈着して痛風腎になると腎機能を低下させてしまい、腎不全となることもあります。
(2)間接的な影響
高尿酸血症者は糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病の合併頻度が高いことが知られています。その結果として冠動脈疾患、脳血管障害などが発症しやすくなります。
肥満やインスリン抵抗性は尿酸の産生にも排泄にも影響を及ぼすことが知られています。
高尿酸血症患者さんは肥満を含めた生活習慣の改善が不可欠です。
4.高尿酸血症の治療方法
高尿酸血症の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法の3つがあります。
1.食事療法(高尿酸血症の原因になるものを控える)
(1)プリン体の多い食品を控える
プリン体の一日摂取量は、400㎎程度までに抑えることが推奨されます。
また、プリン体は水溶性なので、高プリン体の食材であってもプリン体が溶け出した煮汁を摂取しなければ摂取量を抑制することができます。
※ただし、納豆には100g中113.9mgのプリン体が含まれています。1日1パック程度なら問題ありませんが、過剰に取りすぎないようにしましょう
また、DNA、RNAなどの核酸サプリやビール酵母サプリには多くのプリン体が含まれていますので摂取には注意が必要です。

「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」
日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会編を参考に作成
(2)アルコールを控える
アルコールは体内で作られる尿酸を増加させるだけでなく、尿酸の排泄も抑制してしまいます。特にビールには酵母、麦芽由来のプリン体を多く含むため、アルコール飲料の中でビールが最も痛風のリスクを高めます。ですがビールをやめて他のアルコール飲料に変えれば大丈夫だと思っている方もいらっしゃいますが、アルコールはプリン体の有無にかかわらず尿酸値を上げてしまいますので、適切な飲酒量にとどめることが大切です。
「高尿酸血症・痛風ガイドライン第3版」によりますと、血清尿酸値への影響を最低限に保つ摂取量の目安は1日に日本酒1合、ビールは販売元によって350ml~500ml、ウイスキー60ml。またワインは148mlまでは血清尿酸値をあげないと記載されています。
ちなみにビールは銘柄によってプリン体の含有量が異なり、地ビールはプリン体濃度が高いものがあるのでより注意が必要です。
(3)果糖やキシリトールを控える
果糖やキシリトールは代謝される際にプリン体の分解を亢進し、尿酸の産生を促進します。果糖はショ糖(砂糖)の構成成分であり、清涼飲料水や果汁ジュースの摂取には注意が必要です。

(4)水分を十分に摂取する
尿酸値を下げるために1日の尿量を2000mL以上に保つことが目標とされております。
慢性腎臓病などで医師から水分を制限するように言われている人以外は、1日2~2.5Lを目安にしっかり水分を摂るようにしましょう。
(5)尿をアルカリ化する食品を摂取する
尿酸は弱酸性でアルカリ性の液体に溶けやすいという性質があります。野菜、海藻、きのこ類などの尿をアルカリ化する食品を摂ることで、尿酸が尿に溶けやすくなり、尿路結石の予防になります。
(6)肥満を解消する
高尿酸血症はメタボリックシンドロームと高率に合併することが報告されており、肥満を解消することにより尿酸値が減少します。
簡単な適正エネルギー量の出し方は以下の通りです。
1日に必要な適正エネルギーの計算方法
標準体重 ㎏ = 身長( )m × 身長( )m × 22
適正エネルギー = 標準体重 × 係数(25~30)
※係数とは 身体活動量のことです。現代人の大部分が「やや低い」にあてはまります。
身体活動量
- ●やや低い(デスクワーク、主婦など)・・・25~30kcal
- ●普通(立ち仕事が多い職業:農作業・漁業など)・・・30~35kcal
- ●高い(力仕事の多い職業:土木建築業など)・・・35~40kcal
例えば、身長160cmのデスクワークの方の場合はこのようになります。
1.6×1.6×22=56.32kg(標準体重)⇒56.32×25~30=1,408~1,689kcal(適正エネルギー)
2.運動療法(無酸素運動ではなく有酸素運動を)
運動は、肥満を解消しメタボリックシンドロームを改善することで血清尿酸値を低下させることが期待されます。その反面、特に短時間の激しい運動は血清尿酸値を上昇するので注意が必要です。
ガイドラインによりますと歩行、ジョギング、サイクリング、社交ダンスなどの有酸素運動を脈が少し速くなる程度に行い、少なくとも10分以上の運動を合計1日30分~60分くらい行うとよいとされています。また、発汗のよる脱水予防のために運動前後の適切な水分補給も大切です。
3.薬物療法
コントロール目標は6.0㎎/dL以下、高尿酸血症の診断基準は7.0㎎/dL超、薬物療法検討の目安は8.0㎎/dL以上ということで、診断と治療の目安は6・7・8のルールと呼ばれます。

「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」より引用
(1)西洋薬について
商品名(一般名)での表記となります。
尿酸生成抑制薬
●ザイロリック(アロプリノール)
●フェブリク(フェブキソスタット)
●ウリアデック/トピロリック(トピロキソスタット)
尿酸排泄薬
●ベネシッド(プロベネシド)
●パラミヂン(ブコローム)
●ユリノーム(ベンズブロマロン)
●ユリス(ドチヌラド)
(2)漢方薬について
痛風、高尿酸血症によく使われる漢方薬を下記の4項目に分けてご紹介いたします。
・痛風急性期の漢方治療
・痛風慢性期、高尿酸血症の漢方治療
・尿路結石・腎結石の漢方治療
・腎機能障害(慢性腎臓病)の漢方治療
痛風急性期の漢方治療
痛風の急性発作時には、関節部の発赤、腫れ、激痛といった急性炎症が生じてきます。こういった場合には麻黄、石膏、朮を配合した越婢加朮湯をおすすめしています。下半身のしまりが弱く、瘀血熱毒もあるようなら越婢加朮湯に温清飲を併せることもあります。
また、体力が弱く、いつも冷えている方には越婢加朮湯に茯苓・炮附子を加えて治療することもあります。
発作が起こる前兆期も漢方薬を服用するとともに生活習慣を改善することで発作を抑えることが可能です。
痛風慢性期、高尿酸血症の漢方治療
痛風急性期を過ぎ、激しい痛みは一旦緩和したものの、尿酸値が高い状態が続き、関節や関節付近の尿酸結晶沈着による軽い関節痛(火照ってむずむずする感じも含む)が時折出るようであれば痛風慢性期として治療します。この時期は体質や症状を鑑別したうえで、尿酸を下げつつ関節痛(炎)を軽減することが治療の原則となります。
体質または症候に合わせて、薏苡仁湯、桂枝茯苓丸加牛膝黄柏、防風通聖散、大柴胡湯、黄連解毒湯合五苓散、地黄剤(六味丸、知柏地黄丸、八味地黄丸)などを選択します。
場合によって尿酸排泄促進のために牛膝、車前子、青皮、薏苡仁、沢瀉などを付け加えたり、消炎鎮痛に石膏、蒼朮、黄柏、独活、延胡索、竜胆などを付け加えたりします。
もし関節炎(痛)が全くなければ、高尿酸血症の治療となりますが、この場合はより体質に重点をおいて治療します。
尿路結石・腎結石の漢方治療
結石が小さければ、猪苓湯に増液湯(地黄、麦門冬、玄参)を合わせて治療したりします。
腎機能障害(慢性腎臓病)の漢方治療
腎機能障害が出る場合は慢性腎臓病となります。日々の生活習慣の改善や食事療法を守っていただきながら、補腎、理気活血(気血のめぐりをよくする)、毒素の抑制と排泄促進などの方法で治療します。
症状や体質に合わせて選択することになりますが例をあげますと以下のようになります。
補腎:牛車腎気丸、六味丸
理気:四逆散、香蘇散、柴胡加竜骨牡蛎湯
活血:冠心逐瘀丹(丹参、紅花、木香、芍薬、川芎、香附子)、桂枝茯苓丸、四物湯
温脾(腸):附子理中湯
毒素排泄促進:大黄、黄柏、車前子、温脾湯(乾姜+大黄…)、大建中湯など
5.SCI方証医学の体質からみた漢方選択
漢方では、「同じ症状でも、人によって使う薬が違う」ということがよくあります。たとえば「肩こり」で悩んでいる人でも、冷えによって筋肉がこわばっているタイプの方もいれば、ストレスで気の巡りが悪くなっているタイプの方もいます。それぞれ原因が異なるため、処方される漢方薬もまったく違ってくるのです。
このように、漢方では“何の症状か”だけでなく、“どんな体質の人か”を見極めることがとても大切で、痛風や高尿酸血症の場合も例にもれません。富士堂では長年の臨床に裏付けされたSCI方証医学に基づき体質チェックを行い、ひとりひとりの体質に合った薬を選ぶことで、より効果的に治していくことを心がけています。
下記は痛風、高尿酸血症の治療で用いられる体質に対応した漢方薬の一例です。
麻黄体質(無汗、水湿が溜まる傾向)➤薏苡仁湯、越婢加朮湯
地黄体質(小腹不仁、下半身無力、無汗、循環障害、ほてり)➤地黄剤(六味丸、知柏地黄丸、八味丸、牛車腎気丸)
大黄体質(食欲旺盛、お臍中心の肥満、熱や便が秘結する傾向)➤防風通聖散、大柴胡湯、桂枝茯苓丸加大黄
乾姜体質(冷え、腸管蠕動の低下、お腹の膨満)➤附子理中湯(便が快通しなければ温脾湯)
他の柴胡体質、半夏体質、黄耆体質などもありますが、その都度鑑別して治療をすすめてまいります。
このように富士堂漢方薬局ではしっかりと時間をかけてカウンセリングした上で、患者様一人一人の体質にあわせてどの漢方薬を使うかを決定し、治療を進めてまいります。体質によって原因となっているものが違いますので、問診、舌診、脈診、腹診などにより体質を見極めたうえで痛風・高尿酸血症の原因となっている根本治療を行うことができます。併せて個々に必要な生活習慣改善のアドバイスもしておりますので、お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。
6.高尿酸血症に対する漢方薬の科学的エビデンス
実は近年、高尿酸血症や痛風に対する漢方薬の効果を科学的に検証する研究が国内外で活発に行われており、確かなエビデンスが積み重ねられてきています。
たとえば越婢加朮湯については、『日本東洋医学雑誌』に掲載された臨床研究で、痛風急性発作時の関節炎症状や腫脹への有効性が報告されています。「足の激痛が和らいだ」「腫れが引くのが早かった」といった実感を持つ方が多いのは、こうした研究結果とも一致しています。
防風通聖散に関しては、さまざまな国際的な漢方医学誌において、肥満改善とそれに伴う尿酸値低下効果が実証されており、メタボリックシンドロームを合併する高尿酸血症患者に特に有効であることが示されています。「体重が減ったら尿酸値も下がった」という声は、決して偶然ではありません。
また、薏苡仁に関する研究では、中国を中心とした複数の研究で尿酸排泄促進作用や抗炎症効果が報告されており、古来から「関節の痛みに効く」として用いられてきた理由が科学的にも裏付けられつつあります。
地黄剤(六味丸、知柏地黄丸など)については、腎機能保護作用に関する研究が進んでおり、高尿酸血症に伴う慢性腎臓病の進行抑制効果が期待されています。
こうしたエビデンスの蓄積により、漢方薬は現代医学の視点からも有効性が認められる確かな選択肢として、痛風・高尿酸血症の治療現場でも注目されています。
7.よくあるご質問
Q1: 漢方薬だけで高尿酸血症は改善しますか?
軽度から中等度の高尿酸血症であれば、漢方薬と生活習慣の改善を組み合わせることで十分な改善が見込めます。当薬局では、尿酸値8.0〜9.0mg/dL程度の方が、数ヶ月で7.0mg/dL以下に改善した報告を数多くいただいています。
一方、尿酸値が10.0mg/dLを大きく超える場合や、痛風発作を繰り返している場合は、西洋医学的な尿酸降下薬と漢方を組み合わせることで相乗効果が期待できます。漢方薬は西洋医学的治療をサポートし、副作用を軽減する役割も果たせます。
Q2: 高尿酸血症・痛風に効果がある代表的な漢方薬は?
越婢加朮湯、防風通聖散、薏苡仁湯、桂枝茯苓丸、地黄剤などが頻用されますが、重要なのは「どの処方が自分に合うか」という点です。
痛風発作で炎症が激しく熱感が強い方には越婢加朮湯、肥満傾向で便秘がちな方には防風通聖散、関節のこわばりや痛みが続く方には薏苡仁湯、瘀血体質で血流が悪い方には桂枝茯苓丸というように、それぞれの状態に応じた使い分けが必要です。
Q3: 漢方薬はどのくらいで効果が出ますか?
症状によって改善スピードには差があります。
痛風急性発作時の激痛や腫れは、越婢加朮湯などを服用すると早い方では数時間〜1日程度で痛みの軽減を感じ始めます。慢性期の軽い関節痛については1〜2週間の服用で改善を実感される方が多いです。
尿酸値そのものの低下は、体質改善を伴うため2〜3ヶ月の継続服用で徐々に変化が現れ始めます。多くの場合3〜6ヶ月の服用で「痛風発作が起きなくなった」という変化を実感されます。
Q4: 尿酸降下薬と漢方薬は併用しても大丈夫ですか?
フェブキソスタットやアロプリノールなどの尿酸生成抑制薬、ベンズブロマロンなどの尿酸排泄促進薬との併用は基本的に問題なく、むしろ相乗効果が期待できます。西洋薬で尿酸値をコントロールしながら、漢方で体質を整えることで、発作の頻度が減少したり、西洋薬の減量が可能になることもあります。
お薬手帳をお持ちいただければ、安全性を確認したうえで最適な処方をご提案いたします。
Q5: 痛風発作が起きた時、すぐに漢方薬を飲んで大丈夫ですか?
痛風発作の急性期には、まず西洋医学的な消炎鎮痛薬で速やかに炎症を抑えることが第一です。その上で越婢加朮湯などの漢方薬を併用することで、炎症の鎮静化を早め、発作の長期化を防ぐ効果が期待できます。
重要なのは、発作が治まった後も漢方治療を継続することです。慢性期の漢方治療により体質を改善し、尿酸値の安定や次の発作予防が期待できます。
Q6: プリン体を控えれば漢方薬は必要ないのでは?
食事からのプリン体摂取は尿酸産生全体の約20%に過ぎず、残り80%は体内での代謝によって産生されます。そのため、プリン体制限だけでは尿酸値を十分に下げられないケースが多いのが実情です。
漢方薬は、単に尿酸値を下げるだけでなく、尿酸が高くなりやすい体質そのものを改善することを目指します。肥満体質を改善する、腎臓の尿酸排泄機能を高める、炎症を起こしにくい体質にするといった多角的なアプローチにより、根本的な改善を図ることができます。
Q7: 漢方薬に副作用はありますか?
漢方薬も医薬品である以上、体質に合わない使い方をすれば副作用は起こり得ます。
越婢加朮湯などの麻黄を含む処方は、体質に合っていない場合に胃もたれや動悸を起こすことがあります。防風通聖散などの大黄を含む処方は下痢を起こすことがあります。また、甘草を含む複数の漢方薬を併用すると、むくみや血圧上昇のリスクがあります。
当薬局では、初回相談時に詳しい体質チェックを行い、服用開始後も定期的に経過を確認しながら安全に治療を進めています。
Q8: 高尿酸血症の漢方治療にかかる費用はどのくらいですか?
顆粒剤で対応できる場合、初回は月額10,000円〜25,000円程度、煎じ薬にする場合は月額30,000円〜40,000円程度です。その後、状態の改善に応じて、減量していきます。急性期の痛風発作時には短期集中的に使用するため1〜2週間で5,000円〜10,000円程度ですが、発作が治まれば減量できます。
初回相談時に症状の程度、体質、ご予算を詳しくお伺いしたうえで、最適なプランをご提案いたします。費用面についても遠慮なくご相談ください。
Q9: ビールをやめれば尿酸値は下がりますか?
ビールは最も痛風のリスクを高めますが、ビールをやめるだけでは十分とは言えません。
アルコールそのものが尿酸値を上げる作用を持っており、プリン体を含まない蒸留酒やワインであっても、飲み過ぎれば尿酸値は上昇します。「プリン体ゼロのビール」も、アルコールを含んでいる以上、尿酸値への影響はゼロではありません。
体質的に尿酸産生が多い方や排泄が悪い方では、生活習慣改善だけでは限界があるケースもあります。当薬局では、飲酒習慣を含めた生活全般をお伺いし、無理なく続けられる改善プランと体質に合った漢方をご提案しています。
8.富士堂の漢方が選ばれる理由
オーダーメイドの治療
体質や症状を丁寧に確認し、あなたに合った処方をご提案します。
一般的な中医学や漢方医学に加えて、西洋医学的な見地や最新の研究成果を取り入れた「SCI方証医学」の理論を活用し、一人ひとりの体質をより精密に見極めていきます。
高尿酸血症・痛風は、同じような尿酸値の高さに見えても、その背景にある体質は人それぞれです。肥満やメタボリックシンドロームが主な原因の方、腎臓からの尿酸排泄が悪い方、体内で尿酸を作りすぎてしまう方、ストレスや冷えが関与している方など、様々なタイプがあります。富士堂では、こうした個々の違いを丁寧に分析し、最適な処方を組み立てます。
豊富な臨床経験
年間7,000名以上の患者様にご相談いただいている専門家が対応します。
特に、富士堂漢方医学研究所・富士堂漢方薬局の許志泉先生は、中国と日本で40年以上の臨床経験を持ち、長年研究してきました。高尿酸血症・痛風についても数多くの治療実績があり、様々な症状パターンや体質タイプに対応した豊富な知識と経験を有しています。
こうした長年の臨床データとノウハウを活かし、より効果的で安全な漢方アプローチをご提供しています。
安心の品質管理
信頼できる国内メーカーの生薬のみを使用し、安全性を徹底しています。
使用する生薬は、品質管理が徹底された信頼できるメーカーから仕入れており、産地や品質にもこだわっています。また、煎じ薬の調合は、経験豊富な薬剤師が一つひとつ丁寧に行っています。
漢方薬は口に入れるものだからこそ、品質と安全性には妥協しません。安心して服用していただける環境を整えています。
オンライン相談対応
富士堂漢方薬局は、東京の飯田橋と渋谷に2店舗を構えるほか、LINEをはじめとするオンライン相談にも対応しています。ご来店が難しい方でも、LINE・WeChat・Microsoft Teamsなどを通じて全国どこからでもご相談いただけます。
オンライン相談では、ビデオ通話や写真を使って舌の状態などを確認しながら、対面相談と同等の体質診断を行います。お忙しい方や遠方にお住まいの方でも、ご自宅にいながら専門的な漢方相談が受けられます。
また、漢方薬は全国へ配送可能ですので、ライフスタイルに合わせて無理なく治療を続けていただけます。
9.カウンセリングの流れ
ご予約 → ご相談 → 漢方薬の選定 → ご確認・お会計 → 調剤・お渡し(発送)
ご予約: お電話、LINE、メールフォームからご予約ください。初回相談は60〜90分程度お時間をいただきます。
ご相談: 現在の症状、体質、生活習慣、食事内容などを詳しくお伺いします。舌診、腹診なども行い、総合的に体質を判断します。
漢方薬の選定: SCI方証医学に基づいた体質分析を行い、最適な処方をご提案します。効果や服用方法についても丁寧にご説明します。
ご確認・お会計: 処方内容と費用をご確認いただき、ご納得いただいた上でお会計となります。
調剤・お渡し(発送): 煎じ薬の場合は調合に少しお時間をいただきます。店頭でのお渡し、またはご指定の住所への配送も可能です。
初回相談後、2〜4週間後に経過を確認し、必要に応じて処方を調整します。継続的なフォローアップにより、より効果的な治療を実現しています。
➤ 初回相談は予約優先制。お気軽にご相談ください。
■漢方相談予約・お問合せ >> お問い合わせ(LINE, WeChat, メールフォーム)
■オンライン相談について詳しくはこちら >> オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け
10.まとめ
健康診断で「尿酸値が高いですね」と言われても、痛風発作が起きていなければ、つい「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまう方が本当に多いです。
でも、実際には尿酸値が高い状態が続くことで、体の中では確実にダメージが進行しています。ある日突然、夜中に足の親指が激痛で目が覚める。そのときになって初めて「あのとき対処しておけば」と後悔される方を、私たちは数多く見てきました。そして一度発作を起こすと、再発のリスクは高まり、放置すれば腎臓にもダメージが蓄積していきます。
「お酒を減らせばいいんでしょ」——確かにそれも大切です。しかし、食事や生活習慣を見直しても尿酸値がなかなか下がらない方、何度も痛風発作を繰り返してしまう方がいらっしゃるのも事実です。それは、体質そのものに原因があるからかもしれません。
富士堂では、40年以上の臨床経験をもとに、お一人おひとりの体質を丁寧に見極め、その方に本当に合った漢方治療をご提案しています。尿酸値が高くなりやすい体質を根本から改善すること。それが、痛風発作のない快適な生活、そして将来の腎臓病や生活習慣病のリスクを減らすことにつながります。
「健康診断で引っかかったけど、何をすればいいかわからない」
「西洋薬を飲んでいるけど、発作を繰り返してしまう」
「薬に頼らず、体質から改善したい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの体と真剣に向き合い、これからの健康をしっかりと守っていくお手伝いをさせていただきます。
関連記事
>>【肥満に効く漢方】防風通聖散だけじゃない!ダイエット漢方薬
>>痛風について
>>肥満・肥満症とは?
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,Skype,メールフォーム」
■オンライン相談もご利用ください>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
Category
Archive
- 2026年3月
- 2026年2月
- 2026年1月
- 2025年12月
- 2025年11月
- 2025年10月
- 2025年9月
- 2025年8月
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年11月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年10月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年6月
- 2015年3月
- 2014年7月
- 2014年3月
- 2013年12月
- 2013年8月
- 2012年12月
- 2012年10月
