2025.11.11 最新のお知らせ
日本漢方方証医学会設立・無料プレセミナー開講のお知らせ

平素より大変お世話になっております。富士堂漢方薬局の編集部です。
このたび、私たち富士堂の所長・許志泉先生が率いる富士堂漢方医学研究所は、方証医学の体系的な研究・臨床・教育の発展を目的として「日本漢方方証医学会 (Japan Society of Kampo HoSho Pattern Medicine)」 を設立いたしました。
私たちは、日本漢方・中医学・西洋医学の長所を統合し、症候・体質・病から「証」を導く新たな体系 SCI方証医学を提唱してきました。本学会では、漢方の診療現場で重要な「方証」の理解を深め、学術的な議論や臨床知見の共有を通じて、漢方の発展と普及、そして何より、患者様へのより良い治療の提供を目指してまいります。
つきましては、2025年11月30日(日)に無料のプレセミナーを開講いたします。
SCI方証医学の提唱者であり、臨床経験38年を誇る許志泉先生が、方証医学の基礎についてわかりやすく解説いたします。
医療従事者の方はもちろん、学生の方や一般の方もご参加いただけます。
漢方における「方証」の考え方、臨床に役立つ方剤の選び方に興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。
詳細は下記をご覧ください。
日本漢方方証医学会について
本学会では、会員が学び、交流し、共に成長できるよう、さまざまな活動を行っています。より詳しくは日本漢方方証医学会公式ページをご参照ください。
- ①講座・学術大会・症例発表会 の開催を通じ、知識と実践の共有を深めます。
- ②学会誌や会報により、最新の研究や臨床情報を発信します。
- ③認定試験制度を整え、確かな実力を証明する場を提供します。
- ④研修旅行や視察を企画し、現場での学びと体験を広げます。
- ⑤国内外の研究者・団体との交流により、国際的な連携を強化します。
- ⑥会員同士の交流会を通じて、世代や分野を超えたつながりを育みます。
- ⑦広報活動により、方証医学の社会的な認知を高めます。
プレセミナーについて
設立を記念して、どなたでもご参加いただけるオンラインセミナーを開催いたします。漢方に携わる先生方をはじめ、臨床の新しい視点を求めている皆さまのご参加を心よりお待ちしております。また、プレセミナーでも触れる、SCI方証医学の基礎を解説した無料動画2本「20分でわかるSCI方証医学」「SCI方証医学① 麻黄編」もプレセミナーお知らせページにて公開中です。
第一線で活躍する許志泉先生による講演を通して、方証医学の魅力をより深く知っていただける機会となります。詳しくはプレセミナーお知らせページをご覧ください。
開催概要
● 日時:令和7年11月30日(日)14:00~17:00 ※後日アーカイブ配信(録画視聴)も可能です。
● 開催方法:Zoom(オンライン開催)
● 参加費:無料
● 対象:医療従事者・学生・一般の方など、どなたでもご参加いただけます
● 講師:富士堂漢方医学研究所 所長 許 志泉(中医師・医学博士)
プログラム
14:00~15:15 講演①「SCI方証医学とは ― 基本の考え方」
15:15~15:30 休憩
15:30~16:45 講演②「SCI方証医学 各論 ― 麻黄証・麻黄体質・麻黄類方」
16:45~17:00 学会のご案内
お申込み
申込締切:令和7年11月26日(水)
申込方法:下記サイトよりお申込みください。
お申込み完了後、11月27日(木)に参加URLをメールでお送りします。
🔗 お申込みフォーム: https://forms.gle/9SapnZiwH15isAv2A
👉 フォームから申し込めない場合は、学会ページ内のお問い合わせフォームより「プレセミナー申込希望」とご記入のうえご連絡ください。
補足
・Zoom参加時は、お申込み時と同じ氏名を表示してください。
・当日リアルタイムでの参加を推奨しますが、後日アーカイブ配信(録画視聴)も可能です。
(アーカイブ視聴期間:2025年12月31日まで予定)
学会ホームページ|ご質問・お問い合わせ
本学会の理念・活動内容・会員制度、お問合せなどの詳細は、下記よりご覧ください。
日本漢方方証医学会 公式ページ: https://fujidou.com/jkh/
講師紹介
許 志泉(きょ しせん)
富士堂漢方医学研究所 所長 / 日本漢方方証医学会 会長(中医師・医学博士)
南京中医薬大学中医学部を卒業後、同大学にて内科医師・講師として臨床と研究に従事。
その後、順天堂大学医学部膠原病リウマチ内科学に所属し、2003年に医学博士号を取得。
現在は、富士堂漢方薬局において年間1,000名以上の漢方相談にあたり、 40年以上にわたり臨床・教育・研究に尽力している。
主な著書:『漢方求真 ― 体質・症候・病から探究する薬方の証』(桐書房,2018年)
その他論文・業績についてはこちらをご参照ください。➤所長研究業績
SCI方証医学とは
慢性疾患や体質差、難治性病態への対応——既存の治療体系だけでは答えが見つからないとき、 西洋医学・中医学・日本漢方、それぞれの強みを統合し、 臨床での「迷い」を「確信」に変える新たな視点として体系化されたのが「SCI方証医学」です。
症候(Symptom)・体質(Constitution)・病(Illness)の三要素から「証」を導くこの理論は、 長年にわたる臨床研究と実践経験から生まれました。
富士堂漢方薬局ではこの理論を用いて日々患者様と向き合い、適切な方剤・薬剤選びを行っております。
