Treatment病状別漢方治療

- 皮膚症状を根本改善|蕁麻疹・ニキビ・湿疹
- 1. 皮膚トラブルと漢方が相性の良い理由
富士堂には、皮膚のかゆみや湿疹、繰り返す肌荒れ、ニキビ、脱毛など、さまざまな皮膚のトラブルでご相談に来られる方がいらっしゃいます。
皮膚の症状は一見、表面的なトラブルに見えますが、実は体内の環境――たとえば、胃腸機能の不調やストレス、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化などが深く関与していることも少なくありません。
漢方では、こうした内側からの影響に注目し、皮膚の状態だけでなく、全身のバランスを整えることで根本的な改善を目指します。
■よくある相談内容
湿疹、アトピー性皮膚炎、ニキビ、蕁麻疹、多汗症、陰部湿疹、主婦湿疹、掌蹠膿疱症、脂漏性皮膚炎、自家感作性皮膚炎、シミ、肝斑、白斑、尋常性乾癬、帯状疱疹、白髪、脱毛など
今回はその中でも特にご相談の多い以下の5症状と実際の症例などについて解説いたします。(タップで各項目へ)
- 1. 皮膚トラブルと漢方が相性の良い理由
- 2. 富士堂における皮膚漢方相談の特徴
- 3. 症状別:漢方治療アプローチ
- ➤3-1. アトピー性皮膚炎
- ➤3-2. ニキビ(尋常性ざ瘡)
- ➤3-3. 蕁麻疹
- ➤3-4. 多汗症
- ➤3-5. 尋常性乾癬
- 4. 実際の症例
- 3. 富士堂の漢方が選ばれる理由
- 4. ご相談・カウンセリングの流れ
- 5. 婦人科の症状でお悩みの方へ 〜富士堂からのメッセージ〜
2. 富士堂における皮膚漢方相談の特徴
当店における皮膚の不調に対する漢方治療では、表面に現れている症状だけでなく、その背景にある体内環境の乱れや体質を重視します。
たとえば――
- ・赤みやかゆみを伴う炎症が強いタイプ➤熱や炎症を鎮める処方を
- ・乾燥してカサつくタイプ➤潤いを補いながら肌を内側から養う処方を
- ・ストレスや疲労によって悪化するタイプ➤自律神経の緊張をゆるめる処方を組み合わせ、体と心の両面から整えていく
また、皮膚と密接に関係する胃腸の働きやホルモンバランスを整えることも、改善に向けて非常に重要です。
ご相談時には、丁寧な問診に加え、舌・脈・腹部の状態を確認する漢方的な診察を行い、さらに患部の皮膚の状態も直接拝見いたします。症状の出現が一時的な場合(例:蕁麻疹など)には、発症時の写真をご提示いただくことで、より的確なご提案が可能となります。
さらに、皮膚症状の改善には、体の内側からのケアだけでなく、適切なスキンケアの併用が効果的な場合も多くあります。
当店では、症状や肌質に合わせたスキンケアのアドバイスも行っており、敏感肌にもやさしい生薬由来の基礎化粧品の取り扱いもございます。ご希望の方には、漢方とスキンケアの併用による提案も可能です。
取り扱いメーカー: ホワイトリリー化粧品
3. 症状別:漢方治療アプローチ
3-1. アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみと炎症を伴う慢性の皮膚疾患で、良くなったり悪くなったりを繰り返す「寛解と再燃」が特徴です。
乳幼児期から発症することも多く、長期にわたり皮膚のバリア機能が不安定になるため、乾燥・掻破(かきこわし)・外的刺激による悪化を招きやすく、ストレスや季節の変わり目、食生活の乱れも増悪因子となります。
①漢方医学におけるアトピー性皮膚炎の考え方
西洋医学では、ステロイド外用薬や抗アレルギー薬によって炎症やかゆみを抑える治療が中心となり、多くの方にとって重要な治療手段です。一方で、症状の波や再発を繰り返す場合には、体全体のバランスや体質に着目した漢方治療を併用することで、より安定した状態を目指せることもあります。漢方は、症状の背景にある体質や生活習慣に合わせたアプローチが可能なため、西洋医学の治療を補完する有効な選択肢となります。
さらに以下のような体質的背景が複雑に関与していることも特徴です。
■「冷え」や「乾燥」による皮膚の再生力低下
■消化吸収力の弱さによる栄養不足
■ストレスによる自律神経の乱れ
これらの要素は人によって異なるため、皮疹の色・形・部位・かゆみの程度・体調の変動パターンなどを丁寧に観察し、体内のどの機能に負担がかかっているかを推定し、そのうえで病態の本質を見極めていきます。
② アトピー性皮膚炎の漢方治療
治療では、まず問診・舌診・脈診・腹診などを通じて全身状態を評価します。そのうえで例えば以下のように個々の病態に応じて細かく処方を組み合わせます:
■炎症を抑える処方(清熱薬)
例:黄連解毒湯、消風散
■乾燥やバリア機能を補う処方(滋潤薬)
例:温清飲、四物湯
■胃腸を整えて栄養吸収を助ける処方
例:補中益気湯、六君子湯
■自律神経の緊張を和らげる処方
例:加味逍遙散、柴胡加竜骨牡蛎湯
炎症の鎮静だけでなく、体質そのものを変えていくことが漢方の本質的なアプローチです。
アトピー性皮膚炎の漢方治療では、単に「病名処方」を当てはめるだけでは不十分です。病態の複雑さと体質の個人差に応じて処方を細かく調整していく必要があります。
しかし、体にぴったり合った処方を見つけられたときには、長年悩んできた症状が劇的に改善することも珍しくありません。
富士堂では、これまで数多くの難治性アトピー性皮膚炎のご相談を受け、経験を重ねてまいりました。
「何をやってもダメだった」
「薬をやめるのが怖い」
そんなお気持ちを抱えている方も、どうかあきらめずにご相談ください。
私たちは、丁寧な対話と確かな技術で、つらいかゆみと炎症から解放され、肌を気にせず笑顔で過ごせる毎日を目指して、お一人お一人に向き合います。
■併せて読みたい症例解説記事
>>アトピー性皮膚炎の漢方治療:ストレスと体質改善の成功例
3-2. ニキビ(尋常性ざ瘡)
ニキビは、思春期から成人期にかけて幅広く見られる慢性的な皮膚疾患で、皮脂分泌の過剰、毛穴の閉塞、アクネ菌の増殖などが主な発症メカニズムとされています。
さらに、ホルモンバランスの乱れ、糖質や脂質の多い食生活、不規則な睡眠、ストレス、便通の乱れなども悪化因子となり、再発や慢性化を繰り返しやすいのが特徴です。また、大人ニキビでは、頬やあご、フェイスラインなどに症状が出やすく、心理的負担も大きくなります。
① 漢方医学におけるニキビの考え方
漢方では、ニキビは主に「熱(炎症)」と「湿(停滞した水分)」の蓄積によって引き起こされると考えます。
皮膚は体内の状態を反映する“鏡”ともいわれており、内臓機能の乱れ・循環不全・過剰なストレスなどが皮膚表面の炎症として現れることもあります。特に思春期は皮脂分泌が盛んなため、体内に余分な熱がこもりやすく、赤く腫れた炎症性ニキビが出やすい傾向があります。
一方で、大人ニキビの背景には以下のような要因が関わっていることが多く、漢方ではそれぞれを次のように捉えることがあります:
■便秘・食生活の乱れ・ホルモン変動・月経異常 ➤「湿熱」
■精神的ストレス・気分の停滞 ➤「気滞」
■血流の滞り・代謝の低下 ➤「瘀血」
これらの体内の乱れに対しては、皮膚症状の改善だけでなく、根本的な体質の立て直しを目指した治療を行います。
② ニキビの漢方治療
治療では、皮疹の性状や体質に応じて以下のような処方を組み合わせていきます。
■清熱薬(顔面の熱や炎症を冷ます)
例:清上防風湯、荊芥連翹湯、黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯など
■利湿薬(体内の湿を取り除く)
例:十味敗毒湯、防風通聖散、当帰芍薬散など
■活血薬(血流を整え瘀血を解消)
例:桂枝茯苓丸、桃核承気湯、通導散、血府逐瘀丸など
■理気薬(ストレスや自律神経の乱れを調整する)
例:加味逍遙散、逍遙散、香蘇散、抑肝散など
例えば、赤みや熱感を伴う炎症性ニキビ、膿がたまって化膿を起こしているニキビ、皮膚の奥に硬くしこりのように残るニキビ、色素沈着や瘢痕が残りやすいニキビなど、症状の現れ方や体質の傾向はさまざまです。
漢方治療では、こうした一つひとつのニキビの状態や背景要因を丁寧に分析し、それに応じて処方内容をきめ細かく調整していきます。
また、女性では月経周期との関係が深いケースも多く、生理前後でニキビが悪化するような場合には、周期ごとに処方を変える「周期調整法」を取り入れることもあります。これは単に皮膚症状に対処するだけでなく、ホルモンバランスや自律神経を整え、全身のコンディション改善にもつなげることを目的としています。
3-3. 蕁麻疹
蕁麻疹は、皮膚に突然かゆみを伴う膨疹(みみず腫れ)が出現し、数時間から1日以内に自然消退することが多い皮膚疾患です。
ただし、原因が特定できないまま症状の出没を繰り返す「慢性蕁麻疹」になると、数ヶ月から数年にわたり生活の質(QOL)を著しく低下させることもあります。
西洋医学では、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬による治療が中心となりますが、症状の再発予防は難しく、根本的な治療には限界を感じる方も少なくありません。
① 漢方医学における蕁麻疹の考え方
漢方では、蕁麻疹は「風・熱・湿」などの体内の異常な動きや滞留が皮膚に現れたものと捉えます。皮膚が刺激に過敏に反応してしまう背景には、免疫系の過敏性や体内の恒常性(バランス)の乱れがあると考えます。
特に、慢性化した蕁麻疹では、消化機能の低下や水分代謝の不良、自律神経の調節不良、過労や睡眠不足などが悪化因子として関与することも多く、外因だけでなく内因的要素にも着目したアプローチが必要です。
② 漢方治療について
漢方治療では、急性期か慢性期か、そして皮疹の性状(赤みの強さ、範囲、冷えによる悪化など)に応じて処方を使い分けます。
■急性のかゆみや紅斑が強い場合
➤「消風散」「防風通聖散」「十味敗毒湯」などで、体内の「風」「熱」「湿」を取り除く
■冷えを伴う蕁麻疹の場合
➤「桂枝加朮附湯」「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」などで、体を温めながら血行と免疫機能を調整
さらに慢性化している場合には、以下のような処方を体質に応じて使い分けます:
・温清飲
・黄連解毒湯
・十全大補湯 など
これにより、体内の循環・排泄・防御のバランスを整え、再発しにくい体質づくりを目指します。
また、蕁麻疹においては胃腸機能の低下・冷え・過労・ストレスといった体質的な背景が症状に深く関与しています。そのため、これらを丁寧に分析したうえで、個々の状態に合った処方を的確に構築することが重要です。
このようにして、蕁麻疹に対する漢方治療は、非常に高い効果を発揮します。
3-4. 多汗症
多汗症は、体温調節や運動とは無関係に、手のひら・足の裏・脇・顔面などに過剰な発汗が生じる状態です。
精神的な緊張やストレスが誘因となることも多く、日常生活や対人関係に深刻な影響を及ぼします。そのため、本人のQOL(生活の質)を著しく低下させることがあり、相談件数も非常に多い疾患です。また、この悩みは他人に打ち明けにくいため、精神的な負担が大きくなりやすいのも特徴です。
西洋医学では、薬物療法や神経ブロック注射などが中心ですが、治療法が限られ、根本的な解決が難しいと感じている方も少なくありません。
①漢方医学における多汗症の考え方
漢方医学では、主に多汗症を、体温調節機能の乱れ、気(エネルギー)不足、自律神経の機能異常などに起因すると捉えます。
特に、体力および抵抗力の低下により発汗調節が不安定となる状態や、体内に熱が停滞しやすい体質、さらに精神的な動揺などが複合的に関与すると考えられて、これらの要因が異常かつ持続的な発汗をもたらします。
②多汗症の漢方治療
治療では、まず全身の状態を丁寧に診断し、次のような処方を組み立てていきます:
・体力を補う補気薬
・気の巡りを整える処方
・汗腺の開閉機能を調節し、過剰な発汗を抑える漢方薬(例:防己黄耆湯、黄耆建中湯)
また、精神的緊張やストレスが関与する場合には、心身を落ち着かせる処方も併用(例:柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯)
さらに、胃腸の働きを整える処方を組み合わせることで、体のバランスを整え、発汗コントロールをサポートするケースも多く見られます。
多汗症は治療が難しいことも多いため、経験豊富な専門家による丁寧なカウンセリングと個別対応が特に重要です。当店では、患者さま一人ひとりの体質や生活背景に合わせた最適な漢方治療と生活指導を行い、つらい症状の改善と心身の安定を目指しています。どうか、あきらめずにご相談ください。
3-5. 尋常性乾癬
尋常性乾癬は、境界が明瞭な赤い斑点(紅斑)と、乾燥した銀白色の鱗屑(りんせつ:フケのような皮膚のはがれ)を伴う慢性炎症性の皮膚疾患です。
自己免疫の異常が関与するとされ、皮膚のターンオーバー(角化サイクル)が異常に早まることで症状が出現します。発症部位は頭皮、肘、膝、腰などに多く、かゆみや見た目の問題から精神的なストレスも大きく、生活の質(QOL)を著しく低下させることがあります。
西洋医学では、ステロイド外用薬、ビタミンD製剤、光線療法、生物学的製剤などの治療法がありますが、治療効果に個人差があり、再発や副作用の問題を抱えるケースも少なくありません。
① 漢方医学における尋常性乾癬の考え方
漢方では、乾癬は「血の中に熱がこもる状態(血熱)」や、「血流の停滞(瘀血)」、さらに「体内の潤いの不足(燥)」などが複雑に関わり合っていると考えます。さらに、過労や食生活の乱れ、ストレスなどにより体内に余分な熱や老廃物(漢方でいう「毒」)が蓄積され、それが皮膚に現れて排出されようとする結果として、乾癬のような皮膚症状が出現するというのが基本的な捉え方となります。
また、長引く経過の中で代謝や循環が悪化し、皮膚の修復力や防御機能が低下していることも多く、血流の改善や皮膚の滋養を同時に考慮する必要があります。
② 尋常性乾癬の漢方治療
治療ではまず、体内の過剰な熱を冷ます「清熱薬」、炎症性老廃物を除去する「解毒薬」、血流を改善する「活血薬」などを中心に処方を構成することが多いです。たとえば、黄連解毒湯、消風散、血府逐瘀丸などは、炎症や瘀血の程度に応じて使い分けられます。
皮膚の乾燥が強い場合は、潤いを補う「滋陰薬」や「補血薬」(例:温清飲、当帰飲子)などを加え、皮膚の再生力を高めていきます。便通異常や消化機能の低下がある場合には、防風通聖散、茵蔯蒿湯などで代謝経路を整えることもあります。
また、乾癬の治療では、皮膚に現れる症状の変化だけでなく、背景にある体質や生活習慣、ストレス要因などを総合的に評価し、適切に対応していくことが重要です。改善にはある程度の時間が必要な場合もありますが、漢方治療は長期的にみて、再発の予防や全身のコンディション向上にもつなげていきます。
4. 実際の症例
ここでは、実際に富士堂で治療されたお客様の症例をいくつか挙げたいと思います。 ※詳しい症状別の記事などについては、ページ下部のリンクからご覧いただけます。
● 湿疹、皮膚のかゆみ
50代男性、1年前に転職をしてから手足と頭皮に強い痒みを伴う湿疹が発生し、皮膚科で処方された薬のみではなかなか改善ができないとのこと。こうしたケースではまず、湿疹のある場所をできる限りすべて診させていただきます。また、皮膚科の薬や日々のスキンケアで使用しているもの、それらの使い方や、食生活、睡眠、ストレスなど生活習慣についても丁寧に確認をします。この方は強いストレスによる不眠と自律神経の乱れが悪化要因ということで、皮膚症状の漢方と同時に悪化要因を改善する漢方薬も併せて開始。同時に、お手持ちの保湿剤の効果的な使い方もアドバイスします。湿疹があったとわからないくらい症状が良くなった後は本人のご希望により再発しないよう体質改善面にシフト。
● ニキビ
20代女性、エステや皮膚科に通っているものの満足のいく効果が得られずご来店。カウンセリングの結果、ニキビの悪化要因として人間関係のストレスによる食欲の変化とホルモンバランスの乱れがあるとわかりました。即効性が欲しいとのことで本格的な煎じ薬をお作りしました。2週間の服用で明らかにニキビが激減し、ストレスも減り笑顔に。その後状態維持のための漢方にシフトしていきました。漢方治療の特徴は、目的のニキビ改善のみならず、体質のバランスを調整することができるので、たとえば生理不順や貧血症状などがあれば一緒に改善することも期待できます。場合によってはスキンケア製品の選び方や使い方もアドバイスいたします。
■併せて読みたい治療に成功した患者様たちからの口コミ
>>原因不明のアトピー性皮膚炎が10ヶ月の漢方で完治
>>36歳 ステロイド剤1年間でも効果なしの湿疹が漢方で完治
>>42歳 蕁麻疹、お子様の受験で蕁麻疹。1か月で完治
>>乾燥性皮膚炎の痒みが漢方薬で軽快、自律神経の乱れも改善
3. 富士堂の漢方が選ばれる理由
1. オーダーメイドの漢方治療
「煎じ薬を試したいけど自分で煎じられるの?」
「忙しいから手軽に飲める顆粒剤がいい」
「日常生活でも気を付けることってある?」
ご来店いただく患者様は様々な悩みや不安を抱えています。富士堂の漢方相談では、病状や体質を丁寧に確認し、あなたに合った「証(しょう、=漢方を選ぶ根拠)」を見極めます。
初回相談は約1時間。体調のことだけでなく、経済面や精神的な不安も遠慮なくご相談ください。経験豊富な中医師・薬剤師が、生活アドバイスも含めた総合的なサポートを行います。
2. 豊富な臨床経験
富士堂に在籍するスタッフは中医師から薬剤師まで漢方の専門家でありながら、西洋医学の知識も豊富にもつスペシャリストで、毎年7,000名以上の患者様にご相談いただいています。
毎月の社内勉強会や毎週の症例ディスカッションを通じて、常に知識・技術を磨き、皆様の健康に最適な治療をご提供できるよう努めています。
3. 安全性を重視
皆様が安心・安全に漢方をご利用いただけるように以下のことを特に重視しております。
1.方証医学に基づいた、根拠のある漢方相談を徹底
時間を惜しまずに漢方相談を行い、服用後のフォローにも努め、副作用の予防や、効果の確認などに努めます。
2.信頼できるメーカーからのみの仕入れ
使用する生薬はすべて国内の大手漢方メーカー(ウチダ和漢薬・栃本天海堂・高砂薬業・イスクラ産業・クラシエ薬品)から仕入れています。海外からの直輸入は行いません。
3.厳格な品質管理
生薬はすべて原植物の確認、理化学試験、重金属・ヒ素・残留イオウの管理・経験的鑑別、残留農薬管理、微生物検査をクリアした安全なものです。
4. オンライン相談・宅配対応
富士堂では、LINE・WeChat・Teamsなどのビデオ通話ツールによるオンライン相談も可能です。漢方薬は店頭受け取りのほか、ご自宅への発送も承っています。忙しい方や遠方・海外にお住まいの方でも、安心してご利用いただけます。
オンライン相談について詳しくはこちら
4. ご相談・カウンセリングの流れ
漢方薬を受け取るまでの流れは以下のようになります。
ご予約➤ご相談➤漢方薬の選定➤ご確認・お会計➤調剤・お渡し(発送)
詳しくはこちらをご覧くださいませ。
漢方薬は、一人ひとりの体質や体調、生活環境、そしてその方をとりまく背景によって、必要な処方が大きく異なります。そのため富士堂漢方薬局では、最初に丁寧なカウンセリングを行い、現在のお困りの症状だけでなく、これまでの経過や生活習慣、ストレス要因なども含めて総合的に把握することを大切にしています。
ご相談は予約優先制で、個室にてプライバシーに配慮した落ち着いた環境の中、ゆっくりとお話を伺います。初回のカウンセリングでは、漢方医学に基づく「四診(望診・聞診・問診・切診)」をもとに、舌の状態、脈、腹部の緊張や冷えの有無なども丁寧に確認します。
また、西洋医学的な視点も大切にしており、血液検査や画像検査の結果がある場合には、それらも参考にしながら総合的に判断します。まずはお気軽にご相談ください。
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,メールフォーム)」
■オンライン相談について詳しくはこちら>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
■婦人科系疾患関連記事一覧
5.皮膚症状でお悩みの方へ 〜富士堂からのメッセージ〜
皮膚のお悩みは、見た目の問題だけでなく、かゆみや痛みといった身体的な苦痛に加え、気分の落ち込みや対人関係への影響など、精神面にも深く関わってくることがあります。長年悩み続けている方の中には、周囲に理解されず、一人で苦しんでいる方も少なくありません。
漢方医学は、皮膚症状に対して非常に多角的なアプローチが可能であり、皮膚疾患は漢方の得意分野の一つでもあります。しかし一方で、同じ「アトピー」や「蕁麻疹」といった病名でも、症状の出方や悪化因子は人それぞれ異なり、画一的な処方では対応しきれないのが現実です。
富士堂では、長年にわたる臨床経験と専門的な知識を活かし、丁寧なカウンセリングを通じてお一人おひとりの体質や症状の背景を深く理解し、その方に本当に合った漢方処方をご提案しています。また、ただ薬をお渡しするだけでなく、生活リズムや環境、気持ちのあり方までを尊重し、寄り添うことを大切にしています。
「もう治らないかもしれない」と諦めかけている方にも、どうか希望を持っていただきたいです。
あなたの症状に本気で向き合い、少しでも前向きに日々を過ごせるよう、富士堂は全力でサポートいたします。どんな小さなお悩みでも、どうぞご相談ください。
漢方治療症例・症状解説・体験談など|ブログリンク
