更新日:2025.12.10>子宮頸部異形成
「経過観察しかない」と言われたLSILが、漢方でNILMに|HPV68型の改善ケース
子宮頸がん検診で「LSIL(軽度異形成)」と診断され、「今は経過観察しかない」と言われて不安を抱く方は少なくありません。
治療法が提示されないまま、「悪化したら手術」と言われるだけでは、何か行動を起こしたいと感じても、どうすればいいのか分からなくなってしまうでしょう。
今回ご紹介するのは、HPV68型によるLSIL(軽度異形成)と診断され、不安を抱える中で漢方治療を選び、半年後にはNILM(異常なし)へ改善、さらに1年以上再発なく安定を維持している40代の女性患者さまの体験です。
体質を整えながら免疫力を高めることで、どのように細胞の修復が進み、HPV感染と異形成を乗り越えたのか、治療を担当した中医師のコメントとともに、その経過をお伝えします。
当店では遠方の方でもご相談できるよう、オンライン相談も導入しております。漢方薬の宅配も承っておりますので、お困りの際は遠慮なくご相談ください。
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患者さまアンケート
患者情報
ニックネーム:ねね
年齢:41歳
性別:女性
漢方の服用期間:1年9ヶ月
いままでの治療経験
2023.8にLSILと診断
2023.12~漢方開始(煎じ薬から開始し、途中で粉薬に変更)
LSILと診断され、病院では特に治療法はなく、日頃の食生活に気をつけストレスをためないようにと言われました。しかし、何も治療しないことがストレスになり、何かできることはないか色々調べていると富士堂さんに出会い、漢方薬を服用することになりました。
富士堂での治療体験談
漢方と併用して、乳酸菌のサプリを飲んだり、発酵食品を積極的に食べるようにしました。また、身体を冷やさないように温めることを心掛けました。
漢方を開始してから2~3回の検査では「LSIL」と診断され、その度に本当に良くなっているのか・・と不安になりました。4回目の検査で「異常なし」となり驚きとともに安心しました。諦めずに飲み続けて良かったです。
闘病・治療中の方へのメッセージ
治療の相談はLINE電話でしたが、毎回症状の説明をし、色々アドバイスをしてくれました。また、疑問や不安にも寄り添っていただきました。
この病気は目に見えて改善がわかるわけではないので不安になることもありますが、治ると信じて治療を続けていくことが大切です。
多くの人に治療できることを知ってほしいと思います。
担当の先生からのコメント
健康診断で子宮頸部異形成(LSIL)と診断され、HPV68型陽性が確認された方です。
病院では「経過観察」とされ、明確な治療法はなく、悪化した場合に手術を検討する方針でした。
しかし、何もしないまま悪化を待つことに不安を感じ、漢方治療を始めることになりました。
遠方の方でしたので、LINEでのオンライン相談を通じて症状と検査結果を詳しく確認しました。
漢方医学でいう活血(血の巡りを整える)と補血(免疫力・女性ホルモンを増やす)作用のある漢方薬をお出しし、服用を続けるうちに、生理周期が安定し、生理痛や血の塊、経血の色も改善しました。
検査では2〜3回目まで「変化なし」と言われましたが、これはよくある経過です。
漢方治療の初期段階では、体の深層で細胞の修復が進んでいても、それが検査で確認できるまでには時間がかかるためです。そのため、改善していると検査にはっきり反映されることに要する期間は感染したHPVのタイプや年齢、今まで服用していた薬(低用量ピルなど)に影響されますので、焦らず根気よく漢方を服用することをおすすめしております。
正常細胞の成長が進み、感染拡大を抑える段階を経て、
また、改善が検査結果として現れるのは半年から1年後になることが多いです。
この方も、約半年後の検査では「異常なし(NILM)」となり、さらに1年以上経過しても再発は見られず、安定した状態を維持しています。
子宮頸部異形成やHPV感染は、「軽度だから経過観察」と言われても不安を感じる方が多い疾患です。
悪化を防ぎたい方、妊活中で手術を避けたい方、あるいは手術後の再発に悩む方も、諦めずにご相談ください。
担当 張冬先生
Q&A|子宮頸部異形成・HPV感染にまつわるよくあるご質問
Q1.LSIL(軽度異形成)は漢方で治りますか?
LSILは自然消失することも多い一方で、長期化したり進行するケースもあります。
漢方では「直接がん細胞を消す」のではなく、免疫機能・血流・ホルモンバランスを整え、HPV排除と細胞修復を促す体質改善を目的とします。
実際に、半年〜1年の継続でNILM(異常なし)へ改善する例も多数報告されています。
Q2.HPV感染は漢方で陰性化できますか?
HPVはウイルスのため、抗ウイルス薬のような特効薬は存在しません。
漢方では
・免疫細胞の活性化
・炎症体質の改善
・子宮周囲の血流改善
を通じて、自力でHPVを排除できる体内環境を作ることを目的とします。
陰性化までの期間は、年齢・体質・HPV型・ホルモン環境により個人差があります。
Q3.LSILは治療しないで放置しても大丈夫ですか?
LSILは「経過観察」が標準とされていますが、
・HPVが長期間持続感染する
・免疫力が低い
・30代後半以降
の場合、改善せずにCIN2・CIN3へ進行するリスクもゼロではありません。
「何もしない不安」が強い方や、手術を避けたい方・妊活中の方は、体質改善という選択肢として漢方治療を検討する意義があります。
Q4.漢方でLSILが改善するまでどのくらいかかりますか?
多くのケースで、
・3〜6か月:体内環境の変化が始まる
・6〜12か月:検査結果に改善が反映される
という経過をたどります。
途中の検査で「変化なし」と言われることも少なくありませんが、
これは体の深部で修復が進んでいる段階であることも多く、焦らず継続することが重要です。
Q5.HPV68型は危険なタイプですか?
HPV68型はハイリスク型HPVに分類され、子宮頸がんの原因となる可能性があります。
16型・18型ほど頻度は高くありませんが、LSILと併発している場合は慎重な経過観察と体質改善が推奨されます。
漢方では、ウイルスの増殖を許さない免疫環境の構築が重要になります。
Q6.LSILで手術を勧められるのはどの段階からですか?
一般的に、
・CIN1(LSIL):経過観察
・CIN2以上:円錐切除などの手術検討
とされます。
ただし、HPVの持続感染や異形成の進行スピードによっては、早期に処置を勧められる場合もあります。
妊娠希望がある方や、子宮頸部へのダメージを避けたい方は、初期段階から体質改善で進行予防を行う意義は大きいといえるでしょう。
Q7.LSILの漢方治療は保険適用されますか?
日本では、子宮頸部異形成に対する漢方治療は原則として自由診療(自費)となります。
ただし、処方される内容・服用期間・煎じ薬か顆粒剤かによって費用は大きく異なります。
長期服用を前提とした場合、費用・スケジュール・検査間隔を事前に明確に説明してくれる相談先を選ぶことが重要です。
富士堂では患者様のご予算やライフスタイルに合わせて、なるべくご負担の少ないようにともに話し合って治療プランを制定していくのでご安心ください。
関連項目
>>ハイリスク型HPVを3ヶ月の漢方治療で陰性化|ASC-US改善の成功体験談
>>ハイリスク型HPV感染が漢方治療で完治した2例|お客様の声

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