2021.11.11>子宮頸部異形成
子宮頸部異形成が3ヶ月の漢方治療でHSILからLSIL、そしてNILMへ
富士堂には毎月、子宮頸部異形成(詳しい解説はこちらから)についてご相談にいらっしゃる患者様が大勢いらっしゃいます。
子宮頸部異形成は、子宮頸がんの前段階(前がん病変)です。自覚症状がほとんど無いため、子宮頸がん検診(細胞診)を契機に発見されることが多いです。発症の原因の大半は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の長期感染によるものです。
今回は中等度の異形成から見事、ほぼ完治に至った方の症例をご紹介いたします。
東京都のK・Mさま
初回相談:36歳
治療経歴:なし
もともと軽度の子宮頸部異形成があったが、2年前から中等度になってしまい、医師からは手術を検討すると言われてしまった。
HPVハイリスク型陽性であり、子宮頸がんワクチンは未接種とのこと。
生理周期は25-28日で生理痛が酷く、鎮痛剤が必須。
頭痛あり、首・肩凝りが酷い。ガスが溜まりやすい。数年前から子宮内膜症あり。
漢方分類:気滞・瘀血
治療プラン:理気・活血化瘀
【治療用漢方薬】
全期間用薬:加味逍遙散・桂枝茯苓丸
生理期間用薬:折衝瘀血散
<服用1ヶ月目>
生理周期28日、生理痛が緩和してきた。鎮痛剤服用は生理1日目だけで耐えられた。
<服用2ヶ月目>
生理周期30日、生理前PMSのイライラも減った。生理痛は1日目だけになった。
<服用3ヶ月目>
HSILからLSILに好転、手術計画も先送りとなり、6か月後再度検査をすることに。
※以下追記(2021.12)
<服用6ヶ月目>
細胞診により、再びHSILの結果が出たが、LSILに近い状態だと言われた。手術計画も見送りのままです。
<服用9ヶ月目>
初めてNILM(以上なし)の結果がでた。HPV(ヒトパピローマウイルス)検査でハイリスク型だったので、さらに1年間の経過観察あり。
→NILMになったので漢方用量を半分に減量した
30代の子宮頸部異形成改善例です。短期間でHSILからLSILに改善して手術を免れ、患者様は安堵していました。引き続き漢方薬で瘀血体質を改善し、生理痛・PMSのケアも続けながら異形成完治を目指します。
追記(2021.12)
漢方保守治療後NILMになり、ほぼ完治に近い状態です。漢方を減量服用し、更に1年観察し、悪化が見られなければそのまま漢方を卒業する予定です。
中医師 張冬先生
【関連記事】
>>42歳 子宮頸部異形成を漢方薬で完治へ、HPVも除去|漢方体験談
>>38歳 子宮頸部異形成が手術なし、10ヶ月の漢方治療で陰性に|漢方体験談
●子宮頸部異形成【症例集】
■オンライン相談について詳しくはこちら>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,Skype,メールフォーム」
子宮頸部異形成は、子宮頸がんの前段階(前がん病変)です。自覚症状がほとんど無いため、子宮頸がん検診(細胞診)を契機に発見されることが多いです。発症の原因の大半は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の長期感染によるものです。
今回は中等度の異形成から見事、ほぼ完治に至った方の症例をご紹介いたします。
患者様について
東京都のK・Mさま
初回相談:36歳
治療経歴:なし
もともと軽度の子宮頸部異形成があったが、2年前から中等度になってしまい、医師からは手術を検討すると言われてしまった。
HPVハイリスク型陽性であり、子宮頸がんワクチンは未接種とのこと。
生理周期は25-28日で生理痛が酷く、鎮痛剤が必須。
頭痛あり、首・肩凝りが酷い。ガスが溜まりやすい。数年前から子宮内膜症あり。
漢方治療について
漢方分類:気滞・瘀血
治療プラン:理気・活血化瘀
【治療用漢方薬】
全期間用薬:加味逍遙散・桂枝茯苓丸
生理期間用薬:折衝瘀血散
漢方服用後の経過
<服用1ヶ月目>
生理周期28日、生理痛が緩和してきた。鎮痛剤服用は生理1日目だけで耐えられた。
<服用2ヶ月目>
生理周期30日、生理前PMSのイライラも減った。生理痛は1日目だけになった。
<服用3ヶ月目>
HSILからLSILに好転、手術計画も先送りとなり、6か月後再度検査をすることに。
⇒子宮頚部異形成改善(HSIL→LSIL)まで計3ヶ月
※以下追記(2021.12)
<服用6ヶ月目>
細胞診により、再びHSILの結果が出たが、LSILに近い状態だと言われた。手術計画も見送りのままです。
<服用9ヶ月目>
初めてNILM(以上なし)の結果がでた。HPV(ヒトパピローマウイルス)検査でハイリスク型だったので、さらに1年間の経過観察あり。
→NILMになったので漢方用量を半分に減量した
⇒子宮頚部異形成改善(LSIL→NILM)まで計6ヶ月
担当の先生からのコメント
30代の子宮頸部異形成改善例です。短期間でHSILからLSILに改善して手術を免れ、患者様は安堵していました。引き続き漢方薬で瘀血体質を改善し、生理痛・PMSのケアも続けながら異形成完治を目指します。
追記(2021.12)
漢方保守治療後NILMになり、ほぼ完治に近い状態です。漢方を減量服用し、更に1年観察し、悪化が見られなければそのまま漢方を卒業する予定です。
中医師 張冬先生
【関連記事】
>>42歳 子宮頸部異形成を漢方薬で完治へ、HPVも除去|漢方体験談
>>38歳 子宮頸部異形成が手術なし、10ヶ月の漢方治療で陰性に|漢方体験談
●子宮頸部異形成【症例集】
■オンライン相談について詳しくはこちら>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
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