2021.02.01>緑内障
緑内障の漢方治療|眼組織・眼底・視神経乳頭の老化に漢方薬
富士堂漢方薬局では、これまで数多くの緑内障漢方治療の実績を重ねてきました。
「40歳以上の約20人に1人は緑内障」と言われる今日、緑内障及び緑内障予備軍の皆さまやご家族の方々に、漢方治療の可能性について理解を深めていただければ幸いです。
1.日本では、正常眼圧緑内障(NTG)が圧倒的に多い
緑内障は、我が国における失明原因の第1位を占めています。日本緑内障学会が行った大規模な調査(「多治見スタディ」平成12年9月~平成13年10月実施)によると、40歳以上における緑内障有病率は、5.0%であったことが報告されています。
緑内障の原因の代表的なものでは眼圧が挙げられますが、正常眼圧緑内障の方が6割以上で、当薬局で漢方治療を行う緑内障患者においても、7割は正常眼圧となっています。
2.緑内障早期発症の増加
近年では、40代未満での緑内障発症も増加しています。
デスクワーク、目の酷使(PCやスマートフォンなどを見続ける)、運動不足、喫煙、バランスの悪い飲食、ストレス、睡眠不足、慢性疾患(糖尿病など)などで緑内障発症リスクが高まっていることが要因だと考えられます。
3.緑内障の根本原因は眼組織、眼底及び視神経乳頭の老化
緑内障の原因を根本から捉えるとすれば、眼組織、眼底及び視神経乳頭の老化です。
これらの老化で房水の正常な排出を妨げ眼圧が高くなることや、眼底や視神経乳頭が弱くなり陥凹(かんおう)し、次第に正常眼圧・高眼圧に耐えられず機能しなくなるため、視野欠損・失明につながります。
図:公益社団法人 日本眼科医会 https://www.gankaikai.or.jp/health/49/02.html
>>緑内障ってどんな病気?種類・原因・症状・診断と治療【医学博士解説】
4.老化の原因は慢性的な虚血、老廃物の積滞及び慢性炎症
目の酷使による眼精疲労、ストレスによる自律神経のアンバランス、運動不足、筋力低下、血液循環不足などで、目は慢性的な虚血状態になり、組織の慢性疲労が出現します。
虚血と同時に、老廃物も溜まっていきます。さらに、慢性炎症も生じ、組織の老化が進行してしまいます。
結果的に眼圧が正常であっても、緑内障が発症してしまうのです。
5.漢方薬は緑内障を根本から治療
当薬局ではこの老化の根本に着目し、血行不良の改善、老廃物の除去、慢性炎症の消去をねらいとして漢方治療を行います。
結果的に、緑内障が進まなくなり、さらには視力障害も防ぐことが可能となります。
当然、皆さんそれぞれ体質は異なるため、瘀血、気虚、血虚、腎虚、肝気鬱滞、水毒、気逆などを見極めた上で、オーダーメイドの漢方治療を行うことが重要となります。
根本治療の実現のため、本人の生活習慣や慢性疾患なども丁寧に把握し、しっかりと生活指導と総合的な治療も行います。
>>症例|漢方で緑内障視野欠損1/3以上改善| 眼科医もビックリ
>>症例|正常眼圧緑内障|漢方4か月で7年進行視野欠損ストップ!3年後も進行なし
6.日常生活で心がけること
〇生活習慣の注意
目の酷使を避け、運動をこまめに行い、睡眠(7時間以上が望ましい)を充分にとり、ストレスの軽減、バランスをとれた食事、定期健診(慢性疾患の早期発見)、慢性疾患の治療(漢方治療も含め)、禁煙を心がけましょう。
〇紫外線による目のダメージを最小限に
目を保護するためにサングラスを使用し、紫外線がなるべく目に入らないように工夫しましょう。特に屋外での仕事や運動が多い方、また4月~11月の外出時はよく心がけ使用してください。
7.定期的に眼科検査、治療を実施する
定期的に眼科検査、治療を行うことは言うまでもありませんが、漢方医学と西洋医学の力で大切なあなたの目・人生を守っていきましょう。
富士堂漢方薬局研究所所長・医学博士 許志泉
引用文献:公益社団法人日本眼科医会.「よくわかる緑内障―診断と治療―」.https://www.gankaikai.or.jp/health/49/01.html
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