2020.06.07>卵巣嚢腫
漿液性卵巣嚢腫が短期間の漢方で完治!2症例報告
漿液性卵巣嚢腫は、10~30代の若い女性によく見られる非常に発症頻度の高い腫瘍の一つです。
漿液(しょうえき)という卵巣から分泌されるさらっとした液体が溜まることで生じます。
富士堂漢方薬局では、こうした婦人科系のお悩みを抱える方にも多くご相談いただいております。
ここでは、私(中医師・不妊漢方アドバイザー:張冬)が担当した卵巣嚢腫の漢方治療の2症例をご報告します。
漢方相談のきっかけ
X年5月:経血量が突然増え、3ヶ月間に生理が4回来た。
X年9月:超音波検査で右卵巣に6.6㎝嚢胞が見つかる。内容物が液体と判明したが、漿液性か血性かは分からなかった。
→この時妊活中で、手術は回避したいと考え、漢方治療を求めて来店。
体質 柴胡体質、桂枝体質
症状 瘀血症(下腹部硬満)、頭痛、肩こり、乾燥肌、顔・胸に汗多い、経血に黒い塊、生理前の下腹部痛と腰痛、易疲労、食欲あり、イライラしがち、尿4回/日、浮腫±、家族性高血圧:180/110、肥満:BMI31.25
漢方治療の経過
●処方した漢方薬:【芎帰調血飲第一加減】【大柴胡湯】【折衝飲】
2回目の相談:11月7日生理開始。予定より早く、経血の色が鮮やかになった。
3回目の相談:11月30日MRI検査で「両卵巣異常なし」の結果が出た。
担当医が前回超音波写真を見つめ、「不思議だ」と連発!
⇒2か月間の漢方治療総費用:約5万円
漢方相談のきっかけ
体質
桂枝体質
症状
瘀血症(下腹部硬満)、足の冷え、便秘気味、生理不順(低用量ピル服用)、舌暗紅、舌下静脈怒張。他に辛い症状は特になし
漢方治療の経過
●処方した漢方薬:【芎帰調血飲第一加減】【五積散】
2回目の相談:4月中旬に生理が始まり、妊娠希望のため低用量ピルを中止した。
5月初期に高温期を確認。【芎帰調血飲第一加減】【五積散】を継続服用し、更に生理が来たら【折衝飲】を3日間追加し服用。
3回目の相談:生理が5月18日に始まり、生理周期35日間、高温期13日間。下腹部が柔らかくなり、快便で、体調がよい。排卵期前にエコー(超音波)検査予定。
4回目の相談:5月28日に担当医から「腫れた卵巣はどっち?両方同じ正常サイズですよ」と聞かれた。3月に右側卵巣6㎝の嚢胞があることを伝え、担当医が再度確認しても異常が見当たらず、ビックリ!!
⇒2か月間の漢方治療総費用:約7万円
症例1の方の卵巣嚢腫の内容物は、まだ判明していない間に消えてしまいました。
「血液性」=チョコレート嚢腫の治療では縮小に至るまでには時間がかかるのが一般的なので、「漿液性」だと判断しています。
症例2の方は、長期間の低用量ピル服用が卵巣嚢腫を誘発した原因の一つであったかもしれません。
漿液性卵巣嚢腫は卵巣嚢腫の中でも消えやすいタイプです。お悩みの方は、是非一度、富士堂漢方薬局にご相談ください。
卵巣嚢腫の関連ブログ
>>卵巣嚢腫(卵巣のう腫)の漢方治療
>>37歳、漢方でチョコレートのう腫・カウフマン療法乗越え、自然妊娠!|漢方体験談
>>卵巣のう腫6.6㎝が漢方服用2か月で小さくなり正常に!
>>卵巣嚢腫に漢方薬が著効した2症例
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,Skype,メールフォーム」
■オンライン相談について詳しくはこちら>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
漿液(しょうえき)という卵巣から分泌されるさらっとした液体が溜まることで生じます。
富士堂漢方薬局では、こうした婦人科系のお悩みを抱える方にも多くご相談いただいております。
ここでは、私(中医師・不妊漢方アドバイザー:張冬)が担当した卵巣嚢腫の漢方治療の2症例をご報告します。
症例1:34歳女性(漢方服用期間:2か月)
漢方相談のきっかけ
X年5月:経血量が突然増え、3ヶ月間に生理が4回来た。
X年9月:超音波検査で右卵巣に6.6㎝嚢胞が見つかる。内容物が液体と判明したが、漿液性か血性かは分からなかった。
→この時妊活中で、手術は回避したいと考え、漢方治療を求めて来店。
体質 柴胡体質、桂枝体質
症状 瘀血症(下腹部硬満)、頭痛、肩こり、乾燥肌、顔・胸に汗多い、経血に黒い塊、生理前の下腹部痛と腰痛、易疲労、食欲あり、イライラしがち、尿4回/日、浮腫±、家族性高血圧:180/110、肥満:BMI31.25
漢方治療の経過
●処方した漢方薬:【芎帰調血飲第一加減】【大柴胡湯】【折衝飲】
2回目の相談:11月7日生理開始。予定より早く、経血の色が鮮やかになった。
3回目の相談:11月30日MRI検査で「両卵巣異常なし」の結果が出た。
担当医が前回超音波写真を見つめ、「不思議だ」と連発!
⇒2か月間の漢方治療総費用:約5万円
症例2:37歳女性(漢方服用期間:2か月)
漢方相談のきっかけ
X年3月:MRI検査で右卵巣に6㎝嚢胞が見つかり、内容物が液体と判明し手術を勧められた。
→手術は回避したいと考え、漢方治療を求めて来店。
体質
桂枝体質
症状
瘀血症(下腹部硬満)、足の冷え、便秘気味、生理不順(低用量ピル服用)、舌暗紅、舌下静脈怒張。他に辛い症状は特になし
漢方治療の経過
●処方した漢方薬:【芎帰調血飲第一加減】【五積散】
2回目の相談:4月中旬に生理が始まり、妊娠希望のため低用量ピルを中止した。
5月初期に高温期を確認。【芎帰調血飲第一加減】【五積散】を継続服用し、更に生理が来たら【折衝飲】を3日間追加し服用。
3回目の相談:生理が5月18日に始まり、生理周期35日間、高温期13日間。下腹部が柔らかくなり、快便で、体調がよい。排卵期前にエコー(超音波)検査予定。
4回目の相談:5月28日に担当医から「腫れた卵巣はどっち?両方同じ正常サイズですよ」と聞かれた。3月に右側卵巣6㎝の嚢胞があることを伝え、担当医が再度確認しても異常が見当たらず、ビックリ!!
⇒2か月間の漢方治療総費用:約7万円
症例1の方の卵巣嚢腫の内容物は、まだ判明していない間に消えてしまいました。
「血液性」=チョコレート嚢腫の治療では縮小に至るまでには時間がかかるのが一般的なので、「漿液性」だと判断しています。
症例2の方は、長期間の低用量ピル服用が卵巣嚢腫を誘発した原因の一つであったかもしれません。
漿液性卵巣嚢腫は卵巣嚢腫の中でも消えやすいタイプです。お悩みの方は、是非一度、富士堂漢方薬局にご相談ください。
卵巣嚢腫の関連ブログ
>>卵巣嚢腫(卵巣のう腫)の漢方治療
>>37歳、漢方でチョコレートのう腫・カウフマン療法乗越え、自然妊娠!|漢方体験談
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>>卵巣嚢腫に漢方薬が著効した2症例
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■オンライン相談について詳しくはこちら>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
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