１２月８日（日）、日本中医薬研究会定例会で富士堂漢方薬局所長・医学博士の許志泉先生が「漢方求真」出版記念講義を行いました。

主催：イスクラ　日本中医薬研究会　

会場：東天紅東京国際フォーラム店



都内の漢方薬局の先生方が大勢集まった今回の講義では、「体質・症候・病から探求する薬方の証」をテーマに、「証」＝「患者様にぴったりあう漢方の根拠」とし、それをどのように導き出していけばよいか？の重要性・ポイント・ノウハウをお話されるとともに、実例解説・症例をもとに各グループで処方を考えるディスカッションも設けられ、出席者参加型の活気ある講義となりました。

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「漢方求真  体質・症候・病から探求する薬方の証」は、漢方の臨床・研究・教育等に資することができればという許先生の強く熱い願いとともに、8年の歳月が費やされ、2018年10月に出版されました。

中国・日本の類方研究と、ご自身の臨床実践を踏まえて、下記内容が体系的にまとめられています。

①生薬体質分類法

②証を体質・病侯・病の三要素から構成した上で、薬と方の対応関係についての新たな見解

③繁用生薬 44 種類に関する薬証・方証、及び各処方の臨床応用ポイント

⇒詳しくはこちら（注文も可能です。店頭でも販売しています。）

許志泉先生からのメッセージ~講演を終えて～

「漢方医学の根本である証への探求、そしてその証へのアプローチ方を体系づけて定義することが漢方医学を発展へと導く。」この思いから、追究し続けたノウハウを「漢方求真」にまとめるに至りました。

記念講演では多くの方々のご好評をいただき、心より感謝しております。

今後ともさらなる研究を重ね、より精度を高め、明解にすることにより、医学の進歩に貢献していく所存です。