東京都のF・Aさん　初診35歳

治療経歴＝不妊治療2年目、人工授精7回

 

患者様について

35歳、不妊治療2年目に入り、人工授精既に7回されたが、着床は1回もなかった。

最後1回の人工授精をチャレンジし、妊娠しない場合は体外受精に移行予定。

その前に卵巣や子宮状態の改善を求めて来店。

 

漢方治療について

生理周期は24-25日、生理期4日間、高温期12日間、生理痛：4/5

寒がりで、足とお尻周りが常に冷える

漢方分類：血虚、陽虚

治療プラン：補血、補気、温陽

治療用薬：

--体質改善期間

卵巣機能改善　参馬補腎丸（12,000円税抜/月）

冷え症・生理痛の改善・ホルモンバランスの調整に　加味逍遥散・当帰芍薬散・折衝飲など（約12,000円税抜/月）

--採卵・体外受精・移植期間

採卵時　鹿茸大補湯（約20,000円税抜/月）

移植後　快妊茶（「子福茶」にリニューアル）

 

漢方服用後の経過

＜服用1ヶ月目＞

血流の改善が実感し、冷えが軽減しました。

生理時に折衝飲を服用したら、生理痛が我慢できる範囲に改善しました。

＜服用3ヶ月目＞

生理周期27日間に延長、高温期も14日間になり、人工授精を再度チャレンジしましたが、失敗してしまいました。

予定通りに体外受精の病院を探しながら、卵巣と子宮のケアに専念しました。

＜服用7ヶ月目＞

クロミフェン＋hMG/rFSH法で排卵誘発。9個卵胞の内に、成熟卵8個、最後に4ＡＡ*4個、3ＢＢ*2個、計6個胚盤胞が冷凍出来ました。

採卵後に腫れている卵巣のケアとして、芎帰調血飲第一加減に処方変更しました。

＜服用9ヶ月目＞

1週間を空けて、卵巣の腫れが取れ、移植周期に入りました。

子宮内膜成長促進の亀鹿仙を投与、D12で17㎜の卵胞と9.3㎜の子宮内膜で良好状態で、一番質が良いの4AAを移植しました。

＜服用10ヶ月目以降＞

検査日にHCG：155、その後子宮内胎嚢も確認、着床無事に成功しました。

心拍も確認され、16週目に漢方から卒業しました。

⇒着床まで計10か月間、費用合計約35.2万円（税込）

 

不妊漢方担当張冬先生のコメント

妊娠には種（卵子）だけではなく、土（子宮内膜）の状態も重要です。

着床障害と思われる方は、しっかり「瘀血」を取り除いて頂ければ、妊娠に近づける可能性があります。ぜひご相談ください。

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