5月の連休中に、町田市薬師池公園の“ぼたんしゃくやくまつり”に行ってきました。

牡丹（ボタン）も芍薬（シャクヤク）もボタン科植物ですが、牡丹は“樹木”、芍薬は“草”に分類されます。

 

牡丹（ぼたん）

大きな牡丹の花が、園内を美しく彩っていました。

紫晃



鎌田錦

薬用牡丹は根皮を使用します。

主な薬効は鎮痛、鎮痙、駆瘀血作用などです。

 

芍薬（しゃくやく）

開花時期は牡丹に比べて芍薬の方が少し遅く、まだ蕾のものも多かったです。



クレオパトラ

 



クレオパトラ

 

 



スカーレットオハラ

 



レモンシフォン

薬用芍薬はその根を使用します。

主な薬効は収斂、鎮痙などで、筋肉の痙攣や血液のうっ滞による痛みを除きます。

 

その他

タイツリソウ

花が鯛のような形をしているため、タイツリソウ（鯛釣草）と言われているそうです。

また葉が牡丹の葉に似ていることからフジボタン、ケマンボタンなど多くの別名があります。

ちなみにタイツリソウはボタン科ではなくケシ科植物です。

 



スズラン

牡丹や芍薬のような大きな花が咲き乱れる中、スズランが小さく咲いてました。

 

By イリタ

参考図書：

薬事日報社：基礎からの漢方薬　金成俊著