2018.12.13不妊症・不育症・産後ケア
44歳、漢方服用4ヶ月、胚盤胞の状態で冷凍できました
東京都のT・Mさん 44歳
治療経歴:人工授精6回、採卵9回
患者様について
40歳前に人工授精中心にチャレンジしたものの妊娠できず、その後体外受精に切り替え、9回採卵しても(いずれも低刺激法)成熟卵が取れず、受精卵が作れなかった。生理周期を中用量ピルで調整しています。卵巣状態を改善するため、相談に来ました。AMH:0.1、FSH:46、E2:20未満。既に更年期のようなホルモン値ですが、本人は諦めず、チャレンジしたい気持ちを強くお持ちでした。
治療プラン:卵巣機能改善、治療目安3-9カ月。
目標:多くの冷凍胚盤胞が出来る状態にする。
婦人科系症状:生理周期D28(ホルモン剤あり)、月経量が普通~少め、冷え症、偶に下痢、浮腫、貧血気味、肌が乾燥。
一般症状:特にない
服薬歴:中用量ピル(スフィアA配合錠)
漢方治療について
閉経に近いホルモン値であり、卵巣機能は相当低下してあります。本人の強い気持ちで、最後の手段として試したいということでした。FSHが相当高い(46)のため、漢方の補腎薬(鹿茸大補湯)とホルモンバランス調整薬(温経湯)を基礎的な服用に選びました。
漢方分類:腎虚、血虚
治療方針:補腎により、卵巣機能を改善させ、成熟卵子を作ります。卵子の成長周期は2か月ほど長めなので、まず3カ月服用します。その間タイミングを取りながら、リラックスして過ごします。排卵チェックにもいかず、排卵期前後だけに体温を測り、ストレスを軽減させます。
治療用薬:
鹿茸大補湯:錠剤、約15~30日分、税抜19,800円
温経湯 :煎じ薬(本格漢方)、税抜1,050円/日(普段用)
エキス剤 :エキス顆粒/錠剤、税抜330~630円/日(外出用)
ほかの周期療法補充薬:約一生理周期あたり2,000円/周期
漢方服用後の経過
<服用1ヶ月目>
特に大きな変化はないが、体があたたかくなってきた。漢方の味は辛いけど、美味しく感じる。下痢の回数が減った。
<服用2ヶ月目>
やや長めの37日周期ではあるものの、ホルモン剤なしで生理が来た。
<服用3ヶ月目>
33日の周期で、体温も二相性が確認された。タイミングもがんばっている。
<服用4ヶ月目>
33日目にまた生理が来てやや落ち込んだが、生理周期Day3のホルモン検査で、E2:23、FSH:14までに改善。小卵胞も確認でき、低刺激で採卵したところ、3個の卵の中にMⅡが2個あった。そのうち1個は4日目分裂が中止したが、もう1個は4BBの状態で冷凍した。
<服用6ヶ月目>
1周期を空け、再度低刺激法で採卵して、4BCの胚盤胞が出来た。
⇒2個胚盤胞が出来るまでの漢方総費用は約32万円(6か月間)
不妊漢方アドバイザー張冬先生のコメント
加齢は不妊症の一番の大敵です。40歳超えると卵巣機能の老化が更に加速します。補腎や補血の周期療法は一時的に卵巣機能の改善ができますが、不妊治療は早い段階のほうが、より効果的です。
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