更新日:2025.12.19>更年期障害
更年期障害に効く漢方薬とは?原因から治療法・症例まで解説
更年期障害は、日本人女性の約70〜80%が何らかの症状を経験するとされ、日常生活の質を大きく低下させる疾患です。特に45〜55歳の閉経前後の時期に集中して現れ、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)、動悸、不眠、イライラなど多様な症状が特徴です。この記事では「更年期障害の原因」「西洋医学と漢方医学による治療方法」「体質別の漢方薬アプローチ」について、豊富な臨床経験をもとに詳しく解説します。更年期を健康に乗り切るための具体的な方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。➤男性更年期についてはこちらから
更年期障害とは|症状と原因
更年期障害の定義
更年期障害とは、性成熟期から生殖不能期への移行期(45〜55歳)に起こる心身の不調のことを指します。日本人女性の平均閉経年齢は51歳とされており、この閉経を挟んだ前後約10年間が更年期にあたります。この時期は、閉経以降の30年余の人生をいかに健康に過ごすかを考える重要な節目といえるでしょう。
更年期障害の症状は大きく分けて、自律神経失調症様の症状と精神症状の2つに分類されます。
自律神経失調症様の症状(体の不調):ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)、多汗、動悸、頻脈、血圧の変動、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、不眠、疲労感、口の渇き、のどのつかえ、息切れ、便秘、下痢、腰痛、しびれ、関節痛、筋肉痛、性交痛、生理不順など
精神症状(心の不調):情緒不安定、イライラ、抑うつ気分、不安感など
主な原因
更年期障害の主な原因は、加齢に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の急激な減少です。エストロゲンは卵巣から分泌されるホルモンで、女性の生殖機能だけでなく、自律神経の調整、骨の健康維持、血管の保護、脳機能など、全身の様々な機能に関わっています。
閉経が近づくと卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌が急激に減少します。これにより、脳の視床下部にある体温調節中枢や自律神経中枢が混乱し、様々な不調が引き起こされます。また、エストロゲンの減少は脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)のバランスにも影響を与え、精神症状の原因となります。
症状の程度には個人差が大きく、全く症状を感じない方から、日常生活に支障をきたすほど重症化する方まで様々です。これには、ホルモン変化の速度、元々の体質、ストレスの程度、生活環境などが複合的に関与しています。
更年期障害の治し方|西洋薬と漢方薬
西洋薬での治療
西洋医学における更年期障害の治療法として、主に以下の2つのアプローチがあります。
ホルモン補充療法(HRT):減少したエストロゲンを注射、内服薬、貼付剤などで補充する治療法です。ホットフラッシュや発汗などの血管運動神経症状に対して高い効果を示します。ただし、乳がんや血栓症のリスクがある方には使用できない場合があり、定期的な検査が必要です。治療期間や使用方法については、個々の症状や健康状態に応じて医師が判断します。
プラセンタ療法:胎盤エキスを注射する治療法で、ホルモン療法と比較して副作用が少ないとされています。自律神経やホルモンバランスを整える作用があり、更年期障害の様々な症状に対して緩やかな改善効果が期待できます。
これらの西洋医学的治療に加えて、症状に応じて抗不安薬、抗うつ薬、漢方薬などが併用されることもあります。
漢方薬での治療
漢方医学では、更年期障害を単なるホルモン不足としてではなく、体全体のバランスの乱れとして捉えるのが特徴です。更年期の女性の体質を以下のような観点から分析します。
腎虚(じんきょ):漢方医学における「腎」は、生殖機能や成長・発育、ホルモンバランス、体の根本的なエネルギーを司る概念です。加齢とともにこの「腎」の力が衰えることが更年期障害の根本原因と考えられています。
腎陰虚(じんいんきょ):体を潤し冷ます力(陰)が不足した状態です。ほてり、のぼせ、寝汗、口の渇き、手足のほてりなどの症状が現れます。さらに心の火(熱)を抑えられなくなり、動悸、不安、不眠、イライラなどの精神症状が現れる状態になることもあります(心腎不交 しんじんふこう)。
腎陽虚(じんようきょ):体を温める力(陽)が不足した状態です。冷え、頻尿、腰痛、むくみ、気力低下などの症状が現れます。
腎の陰陽両虚:陰虚と陽虚が同時に存在する状態で、ほてりと冷えが混在するなど、一見矛盾するような症状が現れます。
気血の不足:エネルギー(気)や栄養(血)が不足することで、疲労感、めまい、動悸、不眠などが生じます。
気滞血瘀(きたいけつお):ストレスなどにより気の流れが滞り、それに伴って血の巡りも悪くなる状態です。イライラ、抑うつ、肩こり、頭痛などが現れます。
このように、漢方では「なぜ更年期症状が起こるのか?」を体質ごとに分析し、そこに合った処方を選択していきます。一人ひとりの症状や体質に応じて、複数の漢方薬を組み合わせることもあります。
漢方薬の飲み方や注意点
漢方薬は通常1日2~3回にわけて服用します。煎じ薬の場合は温かい状態で、エキス顆粒の場合はぬるま湯で服用するのが基本です。効果の実感には個人差がありますが、一般的に1~3ヶ月程度の継続服用が目安となります。
副作用は比較的少ないとされていますが、体質に合わない処方では胃腸障害や皮疹などが現れることがあります。また、他の薬剤との相互作用もあるため、必ず専門家の指導のもとで服用することが重要です。他疾患の治療中の方は、事前に医師や薬剤師にご相談ください。
富士堂での更年期障害治療
前項では、漢方医学における一般的な更年期障害の体質分類についてご紹介しましたが、実際の臨床においては、こうした分類のみでは治療方針を決定するうえでの情報として不十分である場合が少なくありません。
富士堂漢方薬局では、許志泉先生(富士堂漢方医学研究所 所長)が長年の研究及び臨床経験に基づいて提唱したSCI方証医学の視点から、より詳細な体質チェックを行っています。SCI方証医学とは、従来の中医学・漢方医学を西洋医学の概念と結合させて、「症候・体質・病」から客観的に分析するメソッドです。
SCI方証医学について詳しくはこちら
この理論を活用することで、一人ひとりの体質に、より的確かつ精密に適合する漢方薬を選び出すことが可能となり、効果的な漢方治療を実現しています。
例えばSCI(証候分類)を活用して、更年期障害の症状を例えば以下のようにタイプ分けし、それぞれに適合する生薬や処方の傾向を判断します:
- 地黄証:小腹不仁(下腹部の軟弱無力)があり、ほてり、のぼせ、寝汗、口の渇き、手足のほてりを伴うタイプ
- 当帰証:血虚・血滞による栄養不足で、皮膚の乾燥、めまい、動悸、不眠、月経異常などを伴うタイプ
- 柴胡証:胸脇苦満(胸脇部の張り)があり、気の鬱滞によるイライラ、抑うつ、情緒不安定を伴うタイプ
- 桂枝証:気血の巡りが悪く、のぼせと冷えが混在し、動悸や頭痛を伴うタイプ
- 茯苓証:水分代謝の異常で、むくみ、めまい、動悸、不安感を伴うタイプ
- 黄連証:心火(精神的な熱)が強く、不眠、イライラ、口内炎、動悸を伴うタイプ
- 附子証:陽虚による冷えが強く、疲労感、頻尿、腰痛、気力低下を伴うタイプ
上記はあくまでも具体例の一部であり、また「地黄+柴胡」や「当帰+桂皮+茯苓」などの複数の特徴が合わさった複合タイプも多く見受けられます。富士堂では、こうした精密な体質分析により、一人ひとりに最適な漢方薬を選定します。
更年期障害に使われる代表的な漢方薬
更年期障害に使われる漢方は、例えば以下のものがあります:
温経湯(うんけいとう):比較的体力が低下した冷え症の方で、手足のほてり、口唇の乾燥、下腹部の不快感がある場合に。腰部の冷えと上半身のほてりが混在するタイプに適しています。
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう):比較的体力が低下し、冷え症で顔色がすぐれず、疲労感があり、動悸、息切れ、不眠などの精神神経症状を伴う場合に。微熱や寝汗がある方にも適しています。
加味逍遥散(かみしょうようさん):体質はやや虚弱で神経質な傾向があり、肩こり、疲労感、精神不安、イライラなど多様な訴えがある場合に。便秘傾向、のぼせ、ほてり感を伴う方に適しています。ストレスが関与する更年期障害の代表的処方です。
逍遥散(しょうようさん):加味逍遥散と似た適応ですが、熱症状(のぼせ、ほてり)がそれほど強くない場合に用います。
加味逍遥散合四物湯:加味逍遥散の適応に加えて、皮膚の乾燥、血色不良、貧血傾向が強い方に。四物湯を加えることで血を補う力を強化します。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):比較的体力に乏しく、色白で冷え症、貧血傾向があり、疲労しやすい方に。めまい、頭重感、むくみ、頻尿、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える場合にも適しています。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):のぼせ症で血色が良く、頭痛、肩こり、めまい、下腹部痛がある方に。血の巡りが悪い(瘀血)タイプに適しています。
八味地黄丸(はちみじおうがん):下半身の疲労感、冷え、ほてり、頻尿や尿の出にくさ、腰痛などがある方に。腎の陰陽両虚タイプに適しています。
温清飲(うんせいいん):四物湯の適応に加えて、のぼせ、湿疹、かゆみなどの皮膚症状を伴う場合に用います。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):比較的体力があり、精神不安、不眠、イライラ、頭痛、肩こりが強い方に。腹部大動脈の拍動が感じられる場合に適しています。
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう):頭痛、肩こり、貧血、腰痛、腹痛、めまい、のぼせ、耳鳴り、月経不順、月経痛、冷え症などに幅広く用いられる婦人科系の代表的な漢方薬です。
動物性補腎薬(亀板、鹿茸配合製剤など):上記処方では効果が弱いと考えらえる場合などに、症状・体質に合わせて併用します。
上記処方は、あくまでも一例となります。同じ更年期障害でも、体質や症状の組み合わせによって適切な処方は大きく異なります。体質と証に合わない処方では、逆効果になることもあるため、専門家のアドバイスのもとでの服用が大切です。
➤ 具体的な症例はこちら:47歳、更年期障害(ホットフラッシュ・動悸・汗かき)漢方で6週間改善。10歳の若返り出来るの?
よくあるご質問
Q1: 漢方薬だけで更年期障害は治りますか?
漢方薬による治療で、多くの更年期障害の症状は改善が期待できます。特に軽度から中等度の症状については、漢方薬単独でも十分な効果が期待できます。実際、当薬局での臨床経験では、漢方治療により生活の質が大きく向上される方が多くいらっしゃいます。
ただし、症状が非常に重度の場合や、骨粗鬆症などの合併症がある場合には、ホルモン補充療法などの西洋医学的治療と併用することをお勧めする場合もあります。漢方薬と西洋薬は併用可能なケースが多いため、それぞれの利点を活かした統合医療的アプローチも有効です。
Q2: 更年期障害に効果がある代表的な漢方薬は?
更年期障害によく用いられる代表的な漢方薬として、加味逍遥散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、温経湯などがあります。
しかし、どの漢方薬が最適かは、一人ひとりの体質や症状によって大きく異なります。また、一般的な漢方処方では、一時的な症状の緩和には効果が期待できても、本質的な体質の改善には不十分な場合もあります。専門家による詳しい体質診断を受けることをお勧めします。
Q3: 漢方薬はどのくらいで効果が出ますか?
効果の現れ方には個人差がありますが、一般的には以下のような経過をたどります。
ホットフラッシュや発汗、動悸などの急性症状は、比較的早く改善することが多く、1~2週間〜程度で変化を感じ始める方が多いです。不眠やイライラなどの精神症状は、1〜2ヶ月程度で徐々に改善していくことがが多いです。
体質全体の改善や、根本的な体調の変化を実感するには、3ヶ月程度の継続服用が推奨されます。慢性的な疲労感や冷え性などの体質的な問題は、さらに長期の服用(6ヶ月以上)が必要な場合もあります。どの程度の継続が必要かどうかは、相談時に見立てをお伝えさせていただきます。
ただし、1ヶ月服用しても全く変化が感じられない場合は、処方が体質に合っていない可能性があるため、専門家に相談して処方の見直しを行うことが大切です。
Q4: 他の薬と併用しても大丈夫ですか?
多くの場合、漢方薬は西洋薬と併用可能です。実際、ホルモン補充療法と漢方薬を併用することで、より良い効果が得られるケースも少なくありません。漢方薬には西洋薬の副作用を軽減が期待できる場合もあります。
ただし、以下の点に注意が必要です:
- 甘草を含む漢方薬を複数服用している場合、偽アルドステロン症のリスクがあります
- 抗凝固薬(ワーファリンなど)を服用中の方は、一部の漢方薬との相互作用に注意が必要です
現在服用中の薬がある場合は、必ず最初のご相談時にお知らせください。専門家が安全性を確認したうえで、適切な処方をご提案いたします。
Q5: ホルモン補充療法と漢方薬、どちらを選ぶべきですか?
それぞれに利点があり、症状や体質、ライフスタイルに応じて選択することが大切です。
ホルモン補充療法の利点:
- ホットフラッシュなどの血管運動神経症状に即効性がある
- 骨粗鬆症の予防効果がある
- 効果が科学的に実証されている
ホルモン補充療法の欠点:
- 乳がんや血栓症のリスクがある方は使用できない
- 定期的な検査が必要
- 副作用(不正出血、乳房の張りなど)が出ることがある
漢方薬の利点:
- 多様な症状に対応できる
- 体質全体を改善する
- 副作用が比較的少ない
- ホルモン補充療法ができない方でも使用できる
漢方薬の欠点:
- 効果の実感まで時間がかかることがある
- 体質診断が必要で、合わない処方では効果が出ない
両者を併用することも可能ですので、医師や専門家と相談しながら、ご自身に最適な治療法を選択することをお勧めします。
Q6: 更年期障害は何年くらい続きますか?
更年期障害の症状が続く期間には個人差が大きいですが、一般的には2〜3年程度の方が多いとされています。ただし、早い方では数ヶ月で症状が軽減する場合もあれば、長い方では10年近く症状が続く場合もあります。
症状のピークは閉経前後の1〜2年間で、その後徐々に軽減していくことが多いです。適切な治療を行うことで、症状の期間を短縮し、生活の質を保つことができます。
また、更年期を過ぎた後も、骨粗鬆症や心血管疾患などのリスクが高まるため、更年期以降の健康管理も重要です。漢方薬による体質改善は、更年期症状の緩和だけでなく、その後の健康維持にも役立ちます。
Q7: 男性の更年期障害にも漢方は効きますか?
はい、男性の更年期障害(LOH症候群)にも漢方薬は有効です。男性の場合、テストステロン(男性ホルモン)の低下により、性機能の低下、抑うつ感、疲労感、集中力の低下などの症状が現れます。
男性更年期障害によく用いられる漢方薬として、柴胡加竜骨牡蛎湯、八味地黄丸、補中益気湯、牛車腎気丸などがあります。特に、ストレスが関与している場合や、疲労感が強い場合に効果的です。
ただし、女性の更年期障害とは病態が異なる部分もあるため、専門家による適切な体質診断が重要です。
Q8: 漢方薬に副作用はありますか?
漢方薬は「天然だから安全」というイメージがありますが、体質に合わない処方や不適切な使用では副作用が起こる可能性があります。
よくある副作用:
- 胃腸障害(胃もたれ、下痢、食欲不振)
- 発疹やかゆみなどの皮膚症状
- 肝機能障害(まれですが重篤な場合もあります)
- 偽アルドステロン症(甘草を含む漢方薬を複数併用した場合に起こりやすい。むくみ、血圧上昇、脱力感など)
これらの副作用の多くは、体質に合わない処方を使用した場合や、用量が適切でない場合に起こります。そのため、専門家の指導のもとで服用し、何か異常を感じたらすぐに相談することが大切です。
富士堂漢方薬局では、定期的なフォローアップを行い、効果と安全性を確認しながら治療を進めていますので、安心してご相談ください。
Q9: 更年期障害の漢方治療にかかる費用はどのくらいですか?
漢方薬の費用は、使用する処方の種類や量、煎じ薬かエキス顆粒かによって異なります。
一般的な目安として、1ヶ月分で10,000円〜30,000円程度となることが多いです。症状が複雑で複数の処方を組み合わせる場合や、煎じ薬をオーダーメイドで調合する場合は、さらに高額になることもあります。
なお、医療機関で処方される漢方薬には保険が適用されますが、保険診療で扱える漢方薬の種類や組み合わせには制限があります。薬局での相談・購入は自費診療となりますが、より細かい体質診断とオーダーメイドの提案が可能です。
初回相談時に、症状や体質を詳しくお伺いしたうえで、必要な処方と費用の目安をご説明いたします。また、ご希望の予算内でのご提案や治療プランもご提案できますので、まずはお気軽にご相談ください。
富士堂の漢方が選ばれる理由
オーダーメイドの治療
体質や症状を丁寧に確認し、あなたに合った処方をご提案します。
一般的な中医学や漢方医学に加えて、西洋医学的な見地や最新の研究成果を取り入れた「SCI方証医学」の理論を活用し、一人ひとりの体質をより精密に見極めていきます。
更年期障害は、同じような症状に見えても、その背景にある体質は人それぞれです。ストレスが主な原因の方、ホルモンバランスの乱れが強い方、血の巡りが悪い方、冷えが根本にある方など、様々なタイプがあります。富士堂では、こうした個々の違いを丁寧に分析し、最適な処方を組み立てます。
豊富な臨床経験
年間7,000名以上の患者様にご相談いただいている専門家が対応します。
特に、富士堂漢方医学研究所・富士堂漢方薬局の許志泉先生は、中国と日本で40年以上の臨床経験を持ち、婦人科疾患の漢方治療を長年研究してきました。更年期障害についても数多くの治療実績があり、様々な症状パターンや体質タイプに対応した豊富な知識と経験を有しています。
こうした長年の臨床データとノウハウを活かし、より効果的で安全な漢方治療をご提供しています。
安心の品質管理
信頼できる国内メーカーの生薬のみを使用し、安全性を徹底しています。
使用する生薬は、品質管理が徹底された信頼できるメーカーから仕入れており、産地や品質にもこだわっています。また、煎じ薬の調合は、経験豊富な薬剤師が一つひとつ丁寧に行っています。
漢方薬は口に入れるものだからこそ、品質と安全性には妥協しません。安心して服用していただける環境を整えています。
オンライン相談対応
富士堂漢方薬局は、東京の飯田橋と渋谷に2店舗を構えるほか、LINEをはじめとするオンライン相談にも対応しています。ご来店が難しい方でも、LINE・WeChat・Microsoft Teamsを通じて全国どこからでもご相談いただけます。
オンライン相談では、ビデオ通話や写真を使って舌の状態などを確認しながら、対面相談と同等の体質診断を行います。お忙しい方や遠方にお住まいの方でも、ご自宅にいながら専門的な漢方相談が受けられます。
また、漢方薬は全国へ配送可能ですので、ライフスタイルに合わせて無理なく治療を続けていただけます。
カウンセリングの流れ
ご予約 → ご相談 → 漢方薬の選定 → ご確認・お会計 → 調剤・お渡し(発送)
- ご予約:お電話、LINE、メールフォームからご予約ください。初回相談は60〜90分程度お時間をいただきます。
- ご相談:現在の症状、体質、生活習慣などを詳しくお伺いします。舌診、腹診なども行い、総合的に体質を判断します。
- 漢方薬の選定:SCI方証医学に基づいた体質分析を行い、最適な処方をご提案します。効果や服用方法についても丁寧にご説明します。
- ご確認・お会計:処方内容と費用をご確認いただき、ご納得いただいた上でお会計となります。
- 調剤・お渡し(発送):煎じ薬の場合は調合に少しお時間をいただきます。店頭でのお渡し、またはご指定の住所への配送も可能です。
初回相談後、2〜4週間後に経過を確認し、必要に応じて処方を調整します。継続的なフォローアップにより、より効果的な治療を実現しています。
➤ 初回相談は予約優先制。お気軽にご相談ください。
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,メールフォーム)」
■オンライン相談について詳しくはこちら>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
まとめ
更年期障害は、エストロゲンの急激な減少により引き起こされる様々な心身の不調で、日本人女性の約70〜80%が何らかの症状を経験します。ホットフラッシュ、動悸、不眠、イライラなど多様な症状が現れ、生活の質を大きく低下させることがあります。
西洋医学では主にホルモン補充療法やプラセンタ療法が行われますが、漢方医学では体全体のバランスの乱れとして捉え、一人ひとりの体質に合わせた治療を行います。富士堂漢方薬局では、伝統的な漢方理論や中医学理論を基盤とし、さらにSCI方証医学という独自の理論を用いて、より精密な体質診断を行い、オーダーメイドの漢方治療をご提供しています。年間7,000名以上の豊富な臨床経験と、安心の品質管理、そしてオンライン相談にも対応した利便性で、多くの方にご支持いただいています。
更年期障害でお悩みの方、ホルモン補充療法に不安がある方、より体質に合った治療を希望される方は、ぜひ一度富士堂漢方薬局にご相談ください。あなたに最適な漢方薬で、更年期を健やかに乗り越え、その後の人生をより豊かに過ごすためのサポートをいたします。
症例
47歳、更年期障害(ホットフラッシュ・動悸・汗かき)漢方で6週間改善。10歳の若返り出来るの?
▼合わせて読みたい
更年期に備える!ホットフラッシュ改善に効果的な栄養素とは?|オーガライフ
【医師監修】ホットフラッシュはいつまで続く?少しでも和らげる方法を婦人科医が解説|PURA DIVA
メディカルジャパン渋谷「更年期障害」に関する記事
更年期のホットフラッシュを鍼灸治療と漢方薬で改善する|J-CLINIC 鍼灸漢方科
Category
Archive
- 2025年12月
- 2025年11月
- 2025年10月
- 2025年9月
- 2025年8月
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年11月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年10月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年6月
- 2015年3月
- 2014年7月
- 2014年3月
- 2013年12月
- 2013年8月
- 2012年12月
- 2012年10月
