2022.06.01>無月経・生理不順
無月経の分類・原因と漢方薬
まず月経周期とは、月経が始まった日を1日目とし次に月経が始まる前日までの日数を指します。この周期には個人差があり、25~38日であれば正常です。
このうち、妊娠以外で3か月以上月経が来ない状態を無月経(続発姓無月経)と言い、婦人科ではよく見られる疾患です。また、18歳以上になっても一度も月経のない場合は原発性無月経と呼ばれます。無月経のまま放っておくと、望んだタイミングで妊娠できない不妊症の原因となったり、将来的には骨粗鬆症になりちょっとぶつけただけでも骨折してしまったり、また人によってプロゲステロン分泌を伴わないことでエストロゲンの持続作用による子宮体癌などの病気のリスクが高まることもあります。「生理が来なくて楽」と言って放っておかずに、病気の発症を抑えるためにも、原因を知った上で、生理がきちんと来るように体を整えていくことが大切です。
無月経は、「原発性無月経」と「続発性無月経」に分けられます。
【原発性無月経の原因】
本来女性は平均12-13歳になると生理がきますが、18歳になっても生理が来ない場合を「原発性無月経」と言います。ターナー症候群やカルマン症候群など、性腺・性管系の先天異常に基づくもの(性管分化の異常、染色体異常、内分泌異常など)が原因の約8割を占めています。原発性無月経は無月経全体の0.3~0.4%と非常に稀です。ターナー症候群は原発性無月経の代表的なもので、女性の二本有るX染色体のうちの一方が、欠損して産まれてくる性染色体異常です。
【続発性無月経の原因】
元々あった生理が3ヶ月以上停止した場合を「続発性無月経」いいます。過度なダイエットや運動、疲労、ストレスが原因となる場合や、女性ホルモンの分泌にかかわる視床下部や脳下垂体・甲状腺の機能が働かないことや、経口避妊薬・抗うつ薬や向精神薬による副作用が原因となる場合があり、これらを見分けながら根本的な治療をしていく必要があります。
月経が来ることは「もう妊娠できる」という体からのサインです。
妊娠し子供をお腹の中で育ていくことは、体に大きな負担のかかる生命の一大事ですので、過度なストレスや運動、体重の急激な減少などにより、体に大きな負担がかかると「妊娠している場合ではない」と脳は判断し、月経を止め生命活動を維持することに体は舵を取り始めます。続発性無月経の原因は、視床下部性無月経、脳下垂体性無月経、卵巣性無月経、多嚢胞性卵巣症候群、子宮性無月経に分類されます。
【視床下部性無月経】
視床下部は女性ホルモンの分泌を促す指示を出す中枢です。
視床下部が働かなくなることにより、女性ホルモンの分泌が抑えられ、月経は止まってしまいます。視床下部が働かなくなる主な原因には以下のようなものが考えられます。
①ストレスなどによる心因性の原因
過度なストレスが長きにわたって続くことにより自律神経を調整している視床下部に影響を及ぼします。これが女性ホルモンの分泌に影響を与えることで無月経となります。
②過度な運動、摂食障害による急激な体重の減少
激しい運動によって体脂肪率が15%を切る、エネルギーや栄養の消費が激しい状態にある、摂食障害による急激な体重が減少するなど栄養失調の状態で月経が止ります。
③抗うつ薬や抗精神薬などの薬物による副作用が原因として挙げられますが、無月経の副作用を起こしうる薬物には以下のようなものが挙げられます。月経が3か月以上来ない場合、どのような薬物を服用しているのかを伺います。
・ドパミンに影響を与える薬剤(降圧薬 抗精神病薬 三環系抗うつ薬 オピオイド)
・抗癌剤(ブスルファン シクロフォスファミド クロラムブシル)
・男性ホルモン合成を助ける薬剤
・経口避妊薬
・ステロイド剤の全身投与
またこれら以外でも原因がはっきりしない場合の無月経は視床下部性無月経であることが多く、全体の35%を占めています。
よく用いられる漢方方剤:加味逍遥散、香蘇散、芎帰調血飲第一加減などストレスによるものか、栄養失調によって起きているものかを総合的に判断しながら漢方薬を使いわけます。
【下垂体性無月経】
視床下部からホルモン分泌の司令を脳下垂体が受け、脳下垂体からLH(黄体形成ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)などのホルモンを分泌し、卵巣に働きかけることにより、卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの女性ホルモンは分泌されます。下記に挙げられるような原因によって、脳下垂体の機能が損なわれることで、正常な女性ホルモンの分泌がされずに無月経になります。
①脳下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)による高プロラクチン血症:脳下垂体より大量のプロラクチンが分泌されることで、無月経を引き起こします。
②脳下垂体の虚血状態によって、脳下垂体機能が障害されることによる:特に分娩中や産後に輸血が必要となるくらいの大量出血がある場合、脳下垂体の血流が悪くなることで、脳下垂体の機能が損傷されてしまいます。このことが原因で、起きる無月経をSheehan症候群(シーハン症候群)とよばれます。
よく用いられる漢方方剤:加味逍遥散、参茸補血丸、冠元顆粒などの脳血流量を上げ、脳に栄養が行き渡るような漢方薬を用いることがあります。
【卵巣性無月経】
卵巣に原因があり無月経となる場合もあり原因として、以下のようなものが挙げられます。放射線によるもの以外は、原因はほとんど分からないとされています。
①早発卵巣不全:40歳未満の女性で、内分泌学的に閉経と同じような状態になり、4~6か月間続発性無月経を呈する状態を早発性卵巣不全と言います。無月経患者の5~10%を占めると言われています。
②手術による卵巣の摘出によるもの
③抗癌剤、放射線治療による術後
よく用いられる漢方方剤:六味丸、八味丸、鹿茸大補丸、参茸補血丸など卵巣に栄養が行くような漢方薬を使用することがあります。
【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】
卵巣の発育が抑えられ、未成熟の卵胞が卵巣内に多数存在し嚢胞として確認できる婦人科系疾患で、不妊症の大きな原因になっています。なかなか卵胞が発育しないことから、排卵せず、無月経の状態となります。男性ホルモンの値が高い値を示すことがあり、男性ホルモン産生の調整をしたり、肥満が原因で起きる場合もあり、肥満を改善するような治療が行われます。
よく用いられる漢方方剤:桂枝茯苓丸、芎帰調血飲第一加減など卵胞の発育を助けたり、気血の動きがある排卵期に、排卵を促進するために血流を良くしたり、気の巡りを良くするような漢方薬を用いることがあります。
【子宮性無月経】
子宮に原因があることによって起きる無月経のことで、原因としては以下のようなものが挙げられます。
①流産手術や感染により子宮内膜基底層が損傷し、損傷した部分が癒着を起こすことで無月経となりますが、頻度としてはごく稀です。Asherman症候群(アッシャーマン症候群)などが例に挙げられますが、妊娠中絶や帝王切開などにより、子宮内膜同士がくっつき、子宮内腔で癒着が起こることがあります。子宮筋の動きが制限されて子宮内膜に必要な女性ホルモンが行き渡らなくなり、子宮内膜が充分に厚くならないことで無月経となることが確認されています。
②細菌の感染による子宮内膜炎も原因の一つとされています。この場合、抗生物質を用いて治療していきます。
よく用いられる漢方方剤:大黄牡丹皮湯、桂枝茯苓丸、桃核承気湯など 癒着を瘀血として捉えて、血流を良くし、炎症を取り去るような漢方薬を用います。
無月経の原因を検査により突き止め、原因に合わせた治療をしていくことで、生理を再開させることができます。ホルモン補充などの治療をする場合、吐き気やホットフラッシュなど副作用が起きる場合もりますが、漢方薬での治療は西洋薬による副作用を軽減しつつ進めていくことができるメリットがあります。また、天然由来の生薬によりナチュラルに体を整えていくため、副作用で西洋薬を使用することができなかった場合などにもおすすめです。
長いこと月経が来ないまま放置してしまったケースでは漢方薬での治療を根気強く続けていく必要がありますが、漢方での治療は、精神的なサポートをしながら進めていくことができます。漢方薬は一人一人の体質等に合わせて処方が異なりますので、服用の際は漢方専門家にご相談ください。
富士堂ではじっくりとお話を伺い、丁寧にカウンセリングを心掛けております。また、LINEなどを使ったオンライン相談も行っているのでお気軽に問い合わせください。
<関連記事>
>>続発性無月経(体重減少性無月経)が漢方5か月で改善し生理回復
>>【続発性無月経】2ヶ月の漢方治療で半年ぶりに生理再開 (20代女性)
>>【無月経】33歳、漢方2か月で生理再開し9か月で生理順調に
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,Skype,メールフォーム」
■オンライン相談について詳しく知りたい>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
■漢方相談をご検討中の方へ>>「よくあるご質問Q&A」
<参考文献>
医療情報科学研究所. (2018) “婦人科・乳腺外科 無月経”, 病気がみえるvol.9, 第3版, pp.38-47
このうち、妊娠以外で3か月以上月経が来ない状態を無月経(続発姓無月経)と言い、婦人科ではよく見られる疾患です。また、18歳以上になっても一度も月経のない場合は原発性無月経と呼ばれます。無月経のまま放っておくと、望んだタイミングで妊娠できない不妊症の原因となったり、将来的には骨粗鬆症になりちょっとぶつけただけでも骨折してしまったり、また人によってプロゲステロン分泌を伴わないことでエストロゲンの持続作用による子宮体癌などの病気のリスクが高まることもあります。「生理が来なくて楽」と言って放っておかずに、病気の発症を抑えるためにも、原因を知った上で、生理がきちんと来るように体を整えていくことが大切です。
1.無月経の分類:原発性と続発性
無月経は、「原発性無月経」と「続発性無月経」に分けられます。
【原発性無月経の原因】
本来女性は平均12-13歳になると生理がきますが、18歳になっても生理が来ない場合を「原発性無月経」と言います。ターナー症候群やカルマン症候群など、性腺・性管系の先天異常に基づくもの(性管分化の異常、染色体異常、内分泌異常など)が原因の約8割を占めています。原発性無月経は無月経全体の0.3~0.4%と非常に稀です。ターナー症候群は原発性無月経の代表的なもので、女性の二本有るX染色体のうちの一方が、欠損して産まれてくる性染色体異常です。
【続発性無月経の原因】
元々あった生理が3ヶ月以上停止した場合を「続発性無月経」いいます。過度なダイエットや運動、疲労、ストレスが原因となる場合や、女性ホルモンの分泌にかかわる視床下部や脳下垂体・甲状腺の機能が働かないことや、経口避妊薬・抗うつ薬や向精神薬による副作用が原因となる場合があり、これらを見分けながら根本的な治療をしていく必要があります。
2.続発性無月経の主な5分類とよく用いられる漢方薬
月経が来ることは「もう妊娠できる」という体からのサインです。
妊娠し子供をお腹の中で育ていくことは、体に大きな負担のかかる生命の一大事ですので、過度なストレスや運動、体重の急激な減少などにより、体に大きな負担がかかると「妊娠している場合ではない」と脳は判断し、月経を止め生命活動を維持することに体は舵を取り始めます。続発性無月経の原因は、視床下部性無月経、脳下垂体性無月経、卵巣性無月経、多嚢胞性卵巣症候群、子宮性無月経に分類されます。
【視床下部性無月経】
視床下部は女性ホルモンの分泌を促す指示を出す中枢です。
視床下部が働かなくなることにより、女性ホルモンの分泌が抑えられ、月経は止まってしまいます。視床下部が働かなくなる主な原因には以下のようなものが考えられます。
①ストレスなどによる心因性の原因
過度なストレスが長きにわたって続くことにより自律神経を調整している視床下部に影響を及ぼします。これが女性ホルモンの分泌に影響を与えることで無月経となります。
②過度な運動、摂食障害による急激な体重の減少
激しい運動によって体脂肪率が15%を切る、エネルギーや栄養の消費が激しい状態にある、摂食障害による急激な体重が減少するなど栄養失調の状態で月経が止ります。
③抗うつ薬や抗精神薬などの薬物による副作用が原因として挙げられますが、無月経の副作用を起こしうる薬物には以下のようなものが挙げられます。月経が3か月以上来ない場合、どのような薬物を服用しているのかを伺います。
・ドパミンに影響を与える薬剤(降圧薬 抗精神病薬 三環系抗うつ薬 オピオイド)
・抗癌剤(ブスルファン シクロフォスファミド クロラムブシル)
・男性ホルモン合成を助ける薬剤
・経口避妊薬
・ステロイド剤の全身投与
またこれら以外でも原因がはっきりしない場合の無月経は視床下部性無月経であることが多く、全体の35%を占めています。
よく用いられる漢方方剤:加味逍遥散、香蘇散、芎帰調血飲第一加減などストレスによるものか、栄養失調によって起きているものかを総合的に判断しながら漢方薬を使いわけます。
【下垂体性無月経】
視床下部からホルモン分泌の司令を脳下垂体が受け、脳下垂体からLH(黄体形成ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)などのホルモンを分泌し、卵巣に働きかけることにより、卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの女性ホルモンは分泌されます。下記に挙げられるような原因によって、脳下垂体の機能が損なわれることで、正常な女性ホルモンの分泌がされずに無月経になります。
①脳下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)による高プロラクチン血症:脳下垂体より大量のプロラクチンが分泌されることで、無月経を引き起こします。
②脳下垂体の虚血状態によって、脳下垂体機能が障害されることによる:特に分娩中や産後に輸血が必要となるくらいの大量出血がある場合、脳下垂体の血流が悪くなることで、脳下垂体の機能が損傷されてしまいます。このことが原因で、起きる無月経をSheehan症候群(シーハン症候群)とよばれます。
よく用いられる漢方方剤:加味逍遥散、参茸補血丸、冠元顆粒などの脳血流量を上げ、脳に栄養が行き渡るような漢方薬を用いることがあります。
【卵巣性無月経】
卵巣に原因があり無月経となる場合もあり原因として、以下のようなものが挙げられます。放射線によるもの以外は、原因はほとんど分からないとされています。
①早発卵巣不全:40歳未満の女性で、内分泌学的に閉経と同じような状態になり、4~6か月間続発性無月経を呈する状態を早発性卵巣不全と言います。無月経患者の5~10%を占めると言われています。
②手術による卵巣の摘出によるもの
③抗癌剤、放射線治療による術後
よく用いられる漢方方剤:六味丸、八味丸、鹿茸大補丸、参茸補血丸など卵巣に栄養が行くような漢方薬を使用することがあります。
【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】
卵巣の発育が抑えられ、未成熟の卵胞が卵巣内に多数存在し嚢胞として確認できる婦人科系疾患で、不妊症の大きな原因になっています。なかなか卵胞が発育しないことから、排卵せず、無月経の状態となります。男性ホルモンの値が高い値を示すことがあり、男性ホルモン産生の調整をしたり、肥満が原因で起きる場合もあり、肥満を改善するような治療が行われます。
よく用いられる漢方方剤:桂枝茯苓丸、芎帰調血飲第一加減など卵胞の発育を助けたり、気血の動きがある排卵期に、排卵を促進するために血流を良くしたり、気の巡りを良くするような漢方薬を用いることがあります。
【子宮性無月経】
子宮に原因があることによって起きる無月経のことで、原因としては以下のようなものが挙げられます。
①流産手術や感染により子宮内膜基底層が損傷し、損傷した部分が癒着を起こすことで無月経となりますが、頻度としてはごく稀です。Asherman症候群(アッシャーマン症候群)などが例に挙げられますが、妊娠中絶や帝王切開などにより、子宮内膜同士がくっつき、子宮内腔で癒着が起こることがあります。子宮筋の動きが制限されて子宮内膜に必要な女性ホルモンが行き渡らなくなり、子宮内膜が充分に厚くならないことで無月経となることが確認されています。
②細菌の感染による子宮内膜炎も原因の一つとされています。この場合、抗生物質を用いて治療していきます。
よく用いられる漢方方剤:大黄牡丹皮湯、桂枝茯苓丸、桃核承気湯など 癒着を瘀血として捉えて、血流を良くし、炎症を取り去るような漢方薬を用います。
3.無月経の治療
無月経の原因を検査により突き止め、原因に合わせた治療をしていくことで、生理を再開させることができます。ホルモン補充などの治療をする場合、吐き気やホットフラッシュなど副作用が起きる場合もりますが、漢方薬での治療は西洋薬による副作用を軽減しつつ進めていくことができるメリットがあります。また、天然由来の生薬によりナチュラルに体を整えていくため、副作用で西洋薬を使用することができなかった場合などにもおすすめです。
長いこと月経が来ないまま放置してしまったケースでは漢方薬での治療を根気強く続けていく必要がありますが、漢方での治療は、精神的なサポートをしながら進めていくことができます。漢方薬は一人一人の体質等に合わせて処方が異なりますので、服用の際は漢方専門家にご相談ください。
富士堂ではじっくりとお話を伺い、丁寧にカウンセリングを心掛けております。また、LINEなどを使ったオンライン相談も行っているのでお気軽に問い合わせください。
<関連記事>
>>続発性無月経(体重減少性無月経)が漢方5か月で改善し生理回復
>>【続発性無月経】2ヶ月の漢方治療で半年ぶりに生理再開 (20代女性)
>>【無月経】33歳、漢方2か月で生理再開し9か月で生理順調に
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,Skype,メールフォーム」
■オンライン相談について詳しく知りたい>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
■漢方相談をご検討中の方へ>>「よくあるご質問Q&A」
<参考文献>
医療情報科学研究所. (2018) “婦人科・乳腺外科 無月経”, 病気がみえるvol.9, 第3版, pp.38-47
JoAnn V. Pinkerton. “無月経”. MSDマニュアルプロフェッショナル版. 2019-07.
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/18-%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E7%A7%91%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E7%94%A3%E7%A7%91/%E6%9C%88%E7%B5%8C%E7%95%B0%E5%B8%B8/%E7%84%A1%E6%9C%88%E7%B5%8C (参照2022-06-10)
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