まだ寒い日もありますが可憐な梅の花が春の訪れを知らせてくれますね✿

春を迎えるのにワクワクするのと少し憂鬱な気分を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか？

立春を過ぎると体に及ぼす邪気は「寒」から「風」に変わります。春一番が吹くと鼻がムズムズして花粉症が始まり、皮膚や粘膜が痒くなるアレルギー疾患も増えてきます。

◆肝を整え、春を元気に迎えよう！

東洋医学の五行説によると春は「木」の季節と伝えられています。太陽の力で温められた空気が動き、風が起こると、冬眠状態だった自然は目を覚まし、木々の芽が膨らみ始め、活動的になってきます。また、五臓では「肝」が木の性質を持っているので木々の枝葉のように伸び伸びとしていることを好み、窮屈なことを嫌います。「肝」と言っても肝臓本来の働きだけでなく、全身に気や血がスムーズに流れるようにコントロールしながら自律神経のバランスを調整する働きもあります。春に肝がしっかり働いてないとイライラして気分が高まったり、逆に落ち込んだり、また体がフワフワして不安定になり、寝つきが悪くなったりもします。また肝は筋腱や目ともつながりが深く、しびれや痙攣、ドライアイやかすみ目などの原因にもなりかねません。

春は生活環境の変化も多い時期でもあります。ストレスを上手に発散し、生活や食事の養生で「肝」を健やかに保つよう心がけましょう～♪

◆春の養生法ポイント

１．いつもより少しだけ早起きをする…日の出とともに動き始める陽気を取り入れましょう。

２．身体を動かしエネルギーを発散しましょう…散歩を楽しみ、軽い運動をして良い汗をかきましょう！森林浴など最適です。

３．旬の食材を食卓に取り入れましょう…春菊や山菜など春の食材は気を巡らしデトックスします。また酸っぱいものは肝の働きを高めるので積極的に召し上がってください。

４．休日はゆったり過ごしましょう…ストレスを持ち越さず、リラックスして過ごせるよう心がけましょう。趣味の時間を増やすのもいいですね！

◆春先の薬膳レシピ

春はデトックスの季節！

花粉症で鼻水が出る、風邪が治りきらない、朝晩まだ寒い、モヤモヤ気分がすぐれない方にピッタリのメニューです。気血水の流れが良くなり、身体をリセットしてくれます。胃腸にもやさしいヘルシーな一品です。

漢方茶も合わせてお試しください。

★大根のポトフ ＜2人分＞

＜材料＞

鶏もも肉（皮なし）　　100ｇ

大根　　　　　　　　　200ｇ

棗（ナツメ）　　　　　4個

長ネギ　　　　　　　　1/2本

人参　　　　　　　　　小1本

生姜　　　　　　　　　1/2かけ

紫蘇葉　　　　　　　　3枚

＜調味料＞

ガラスープ　　　　　400㏄

塩　　　　　　　　　適宜

ピンクペッパー　　　少々

（なければ黒胡椒）

陳皮（みかんの皮）　少々

●作り方

１．鶏肉は一口大、大根は厚さ1㎝の輪切りを六等分イチョウ切りにする。ネギは3㎝の輪切り、人参は乱切り、生姜は薄くスライス、紫蘇葉は千切りにして水にさらす。生の陳皮は細く切っておく。

２．鍋に400㏄の水を入れて温め、ガラスープの素（顆粒）を加えて、鶏肉、大根、棗、ネギ、人参を加えて柔らかくなるまで煮込む。（弱火で約20分）

３．２の出来上がりの５分前に生姜を加え、塩で味を整えて火を止める。

４．器に３．を盛り、千切りにした紫蘇と陳皮、ピンクペッパーをトッピングして出来上がり。



＊冷蔵庫にある残り野菜（ジャガイモ、山芋、かぶなど）を使っても美味しく召し上がれます。

★デトックス消脂茶 （富士堂オリジナル漢方茶）

ちょっと便秘気味、むくみやすい、食べ過ぎ、ダイエットしたい方にピッタリのお茶です。店内で試飲出来ますので、どうぞお気軽にお試し下さい。



消脂茶（ヨクイニン・ケツメイシ・サンザニク・クコシ・チンピ）

6包入り　1,728円

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