Treatment病状別漢方治療

- 美容・アンチエイジング・スキンケア・体質改善
- 1.美容・アンチエイジング・スキンケア・体質改善を漢方薬で治療する理由
当店には、冷え性・手足の冷え・体重が増えない・疲れやすさ・肌の老化・髪の悩みなど、美容や健康に関するご相談が数多く寄せられています。これらの症状は、「検査では異常がないけれどつらい」「化粧品を変えても改善しない」「体に合った方法で根本的に整えたい」といったお悩みを持つ方が多いのが特徴です。
また、近年では不調の改善だけでなく、「病気はないが、さらに生活の質を高めたい」「若々しく活力のあったときの感覚を取り戻したい」「より美しく、健やかに年を重ねたい」といった、積極的な健康づくりを目指される方からのご相談も増えています。
これらの不調や体質的な課題は、血液循環の悪化、代謝機能の低下、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活リズムの崩れ、栄養の吸収不良など、さまざまな要因が重なって起こることが多くあります。そのため、症状のある部位だけでなく、全身の状態を見ながら整えていく漢方治療が効果的なケースも少なくありません。
漢方では、症状を引き起こしている背景にある「体質の傾向」や「回復力の低下」「体内バランスの偏り」などに着目し、全身の巡りや安定性を高めることで自然な改善を目指します。不調の解消はもちろん、本来の活力や美しさを引き出し、質の高い毎日を送るためのサポートとして、漢方は有効な選択肢の一つとなります。
■よくあるご相談内容
冷え性、手足の冷え、痩せすぎ、太れない、疲れやすい、体力がない、肌荒れ、ニキビ、シミ、シワ、たるみ、くすみ、乾燥肌、敏感肌、白髪、抜け毛、薄毛、髪のパサつき、むくみ、便秘、胃もたれ、不眠、肩こり、生理不順、更年期症状、アレルギー症状、風邪をひきやすい、集中力の低下など
今回はその中でも特にご相談の多い以下の5項目と実際の症例などについて解説いたします。(タップで各項目へ)
- 1. 美容・アンチエイジング・スキンケア・体質改善を漢方薬で治療する理由
- 2. 美容・アンチエイジング・スキンケア・体質改善に対する富士堂の漢方治療の特徴
- 3. 症状別:漢方治療アプローチ
- ➤3-1. 冷え性・手足の冷え・寒がり
- ➤3-2. 痩せすぎ・太れない・食べても体重が増えない
- ➤3-3. 疲れやすい・体力がない・すぐに疲れる
- ➤3-4. スキンケア(しわ・たるみ・シミ・くすみ・乾燥肌・肌の老化)
- ➤3-5. 白髪・抜け毛・薄毛・髪のパサつき・髪の老化
- 4. 実際の症例
- 5. 富士堂の漢方が選ばれる理由
- 6. ご相談・カウンセリングの流れ
- 7. 美容・アンチエイジング・スキンケア・体質改善にお悩みの方へ 〜富士堂からのメッセージ〜
2.美容・アンチエイジング・スキンケア・体質改善に対する富士堂の漢方治療の特徴
富士堂では、美容と健康の両面からアプローチする漢方相談を多く行っており、思春期から高齢者まで、幅広い世代の方にご利用いただいています。まずは丁寧な問診を通じて、症状の現れ方や背景、生活状況、ストレスの有無などを詳しくお伺いします。さらに漢方医学の視点を取り入れ、舌診・脈診・腹診などにより体全体のバランスを多角的に把握し、現在の体調を評価します。
既に美容皮膚科や内科などで治療を受けておられる場合は、西洋医学的な診断や服薬状況を尊重しつつ、併用可能な形での漢方治療をご提案します。特に、薬の副作用が気になる方や、症状の波が大きい方、長期間改善しない慢性症状のある方には、体質に合わせたオーダーメイドの処方が有効です。
富士堂では、「症状を抑える」ことだけを目的とせず、血液循環の改善、代謝機能の向上、ホルモンバランスの調整などを通じて、根本からの改善を目指していきます。生活習慣の見直しや食養生についても丁寧にサポートいたします。
3.症状別:漢方治療アプローチ
1.冷え性・手足の冷え・寒がり
冷え性は、手足や腰、お腹などが慢性的に冷たく感じる症状で、特に女性に多く見られます。「手足が氷のように冷たい」「厚着をしても温まらない」「夏でも冷房で体が冷えきってしまう」といった悩みを抱える方が年々増加しており、現代社会の生活習慣の変化、ストレス、運動不足、食生活の乱れなども大きく関わっています。
漢方治療では、単に「体を温める」という対症療法ではなく、「なぜ冷えが生じているのか」「どうすれば根本的な体質改善ができるのか」を全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析し、個々の体質に合った温め方で改善を目指します。手足の冷えだけでなく、疲れやすさ、胃腸の不調、生理不順、不眠、肩こりなど、冷えに伴う全体症状への対応も得意としており、体質から根本的に整えることでQOL(生活の質)の向上を目指します。
① 漢方医学における冷え性・手足の冷えの考え方
漢方では、冷え性や手足の冷えは、「体内のエネルギー(気)や血液の巡り、水分代謝」がうまくいかなくなった結果としてとらえます。特に、胃腸機能の低下による栄養吸収不良、血液循環の悪化、ストレスによる自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化、筋肉量の不足など、さまざまな要因が複雑に関与していることが多く見られます。
富士堂では、冷え性・手足の冷えを主なお悩みとして来院される方はもちろん、他のお悩み(生理不順、疲労感、胃腸の不調など)でご相談いただく中で、冷えも同時に改善したいという方も多くいらっしゃいます。漢方は体質をみる医学であるため、冷えと関連する様々な症状を個別に対処するのではなく、それらを総合して根本から改善することが可能です。
特に、以下のような特徴がある場合、漢方的な視点からの調整が有効です。
・手足が氷のように冷たく、靴下を重ね履きしても温まらない
・お腹や腰回りも冷えて、温かいものを飲んでもすぐ冷める
・夏でも冷房が苦手で、長袖やひざ掛けが手放せない
・冷えると同時に疲れやすく、やる気が出ない
・胃腸が弱く、冷たいものを摂ると下痢をしやすい
・生理不順や生理痛があり、経血の色が暗い
これらの症状は「全身のエネルギーや血液の巡りの滞り」または「体に必要なエネルギーや栄養の不足」のサインとも言え、体質を含めた全体の調整が冷え性改善のカギとなります。
② 冷え性・手足の冷えの漢方治療
富士堂では、冷え性・手足の冷えに対して単に「体を温める」ことだけを目的にせず、「なぜ冷えが生じているのか」「どうすれば持続的に改善できるのか」を一人ひとりの生活背景や全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析します。問診に加えて、舌診・脈診・腹診を活用し、全身の状態を多角的に把握した上で、適切な処方を提案します。
▼体質・症状別の 主な処方例 ※あくまでも一例です
■エネルギー不足による冷えタイプ(疲れやすい、食欲不振、軟便、風邪をひきやすい)
→ 胃腸の働きが弱く、食べ物からエネルギーを十分に作り出せない状態です。まずは消化吸収機能を高めて、体の内側からエネルギーを補充し、自然な温かさを取り戻す処方を中心に用います。
処方例: 補中益気湯、人参湯、六君子湯、参苓白朮散、黄耆建中湯など
■血液循環不良による冷えタイプ(手足末端の冷え、肩こり、頭痛、生理不順、肌のくすみ)
→ 血液の巡りが悪く、手足の先まで温かい血液が届かない状態です。血行を促進し、滞った血液の流れを改善することで、末端まで温かさが行き届くようにする処方を用います。
処方例: 当帰四逆加呉茱萸生姜湯、婦宝当帰膠、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、温経湯など
■ 代謝機能低下による冷えタイプ(全身の冷え、むくみ、頻尿、腰痛、白髪・抜け毛)
→ 年齢とともに代謝機能が低下し、体全体の熱産生能力が落ちている状態です。体の根本的なエネルギー代謝を活性化し、内側から温める力を回復させる処方を中心に用います。
処方例: 八味地黄丸、牛車腎気丸、真武湯、桂枝加朮附湯など
■寒邪・外的要因による冷えタイプ(冷房による冷え、寒さで悪化する腰痛・関節痛など)
→ 外部からの寒さや冷房などの外的要因により体が冷やされ、筋肉や関節にも影響が及んでいる状態です。体表から侵入した寒邪を発散させ、筋肉や関節の動きを改善する処方を用います。
処方例: 五積散、葛根湯、麻黄附子細辛湯など
■ストレス・自律神経の乱れによる冷えタイプ(冷え逆上せ、緊張、イライラ、不眠)
→ ストレスや自律神経の乱れにより、体温調節機能が不安定になった状態です。自律神経のバランスを整え、体温調節機能を正常化する処方を用います。
処方例: 加味逍遙散、四逆散、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡桂枝乾姜湯、抑肝散など
これらの処方は、一時的に温めるだけではなく、体が自然に温かさを保てる状態をつくることを目的としています。その結果、手足の冷えの改善だけでなく、疲労感、胃腸の不調、生理トラブル、肩こり、不眠など、冷えに関連する様々な症状も同時に改善していくことが期待できます。
「靴下を何枚履いても足先が冷たい」「温かいものを飲んでもすぐ体が冷める」「冷えで夜眠れない」「検査では異常がないのに冷えがつらい」とお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
2.痩せすぎ・太れない・食べても体重が増えない
痩せすぎや体重が増えない悩みは、「食べているのに太れない」「周りから心配される」「体力がなく疲れやすい」といった症状で、特に若い女性や高齢者に多く見られます。現代社会では、ダイエットブームの影響で痩せすぎの問題が軽視されがちですが、適正体重を下回る状態が続くと、免疫力の低下、骨密度の減少、月経不順や無月経、筋力低下などの健康リスクが高まります。
※6ヶ月で体重の10%以上(50kgの方なら5kg以上)や1ヶ月で3kg以上の急激な体重減少がある場合は、他の疾患が原因の可能性もあるため、まずは医療機関でのご相談をお勧めします。
西洋医学では、栄養補助食品や高カロリー食品の摂取指導が中心ですが、胃腸の消化吸収能力が低下している場合、単にカロリーを増やしても効果が限定的であったり、胃もたれや下痢などの不快症状が現れることも少なくありません。
漢方治療では、単に「カロリーを増やす」という対症療法ではなく、「なぜ栄養を摂取しても体重が増えないのか」「どうすれば効率的に栄養を吸収・活用できるのか」を全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析し、根本的な体質改善を目指します。
漢方を取り入れることで胃腸の消化吸収力そのものを底上げし、同じ食事量でもより効率的に栄養を取り込めるような体質づくりが期待できます。
① 漢方医学における痩せすぎ・太れないの考え方
漢方では、痩せすぎや太れない状態は、「消化吸収機能の低下や全身のエネルギー代謝の不調」の結果としてとらえます。特に、胃腸機能の低下による栄養吸収不良、ストレスによる食欲不振や消化不良、慢性的な疲労による代謝機能の低下、自律神経の乱れ、睡眠不足、不安やストレスなど、さまざまな要因が複雑に関与していることが多く見られます。
富士堂では、痩せすぎ・太れないを主訴として来院される方はもちろん、他のお悩み(疲労感、冷え性、胃腸の不調など)でご相談いただく中で、太れないお悩みも同時に改善したいという方も多くいらっしゃいます。漢方は体質をみる医学であるため、体重と関連する様々な症状を個別に対処するのではなく、それらを総合して根本から改善することが可能です。
特に、以下のような特徴がある場合、漢方的な視点からの調整が有効です。
・食事量は普通なのに体重が増えず、むしろ減ってしまう
・食べるとすぐお腹がいっぱいになり、量を食べられない
・胃もたれや消化不良を起こしやすく、食後に不快感がある
・疲れやすく、息切れしやすい
・生理が不順で、経血量が少ない、または生理が来ない
これらの症状は「消化吸収機能や全身の代謝機能が低下している」サインとも言え、体質を含めた全体の調整が健康的な体重増加のカギとなります。
② 痩せすぎ・太れないの漢方治療
富士堂では、痩せすぎ・太れない症状に対して単に「たくさん食べる」ことだけを目的にせず、「なぜ栄養を摂取しても体重が増えないのか」「どうすれば効率的に栄養を体の組織に変えられるのか」を一人ひとりの生活背景や全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析します。問診に加えて、舌診・脈診・腹診を活用し、消化系・代謝系・循環系・ホルモン系など全身の状態を多角的に把握した上で、適切な処方を提案します。
▼体質・症状別の 主な処方例 ※あくまでも一例です
■胃腸虚弱・消化不良タイプ(食欲不振、胃もたれ、軟便、疲労感)
→ 胃腸の働きが弱く、食べ物を十分に消化・吸収できない状態です。まずは胃腸機能を整えて消化吸収能力を高め、効率的に栄養を体に取り込めるようにする処方を中心に用います。
処方例: 六君子湯、四君子湯、補中益気湯、人参湯、参苓白朮散、黄耆建中湯など
■エネルギー・体力不足タイプ(疲れやすい、息切れ、冷え性、風邪をひきやすい)
→ 全身のエネルギーが不足し、基礎代謝や免疫機能が低下している状態です。体の根本的なエネルギーを補充し、代謝機能を活性化することで、健康的な体重増加を促す処方を用います。
処方例: 補中益気湯、人参養栄湯、十全大補湯、八味地黄丸、附子理中湯など
■ストレス・自律神経タイプ(食欲のムラ、不安感、不眠、胃の不快感、体重変動)
→ 精神的ストレスや自律神経の乱れにより、食欲や消化機能が不安定になった状態です。心身のバランスを整え、自然な食欲と消化機能の回復を図る処方を中心に用います。
処方例: 香砂六君子湯、半夏厚朴湯、安中散、抑肝散加陳皮半夏など
■血液・栄養不足タイプ(貧血傾向、肌の乾燥、髪のパサつき、生理不順、めまい)
→ 血液の質や量が不足し、全身に栄養が十分に行き渡らない状態です。血液を補い、栄養状態を改善することで、健康的な肌や髪、体重増加を促す処方を用います。
処方例: 帰脾湯、加味帰脾湯、当帰芍薬散、温経湯、婦宝当帰膠、瓊玉膏、参茸補血丸など
これらの処方は、無理やり食欲を増進させるものではなく、自然に消化吸収機能が正常化し、効率的に栄養を体の組織に変換できる体の状態をつくることを目的としています。その結果、健康的な体重増加だけでなく、疲労感、胃腸の不調、冷え性、生理トラブル、免疫力低下など、痩せすぎに関連する様々な症状も同時に改善していくことが期待できます。
「食べているのに太れない」「体重が減り続けて心配」「胃腸が弱くて栄養が摂れない」「検査では異常がないのに体調が悪い」とお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
3.疲れやすい・体力がない・すぐに疲れる
疲れやすさ・体力不足・疲労感は、現代社会で多くの方が抱える身近な悩みです。十分な睡眠をとっても疲れが抜けない、少しの活動ですぐに疲れてしまう、朝起きるのがつらい、やる気が起きないなど、日常生活に大きな影響を与えることも珍しくありません。
西洋医学では、血液検査で異常がなければ「疲労」に対する決定的な治療法は少なく、栄養ドリンクやサプリメント、休養の指導が中心となりますが、一時的な効果にとどまることも少なくありません。
慢性的な疲れやすさに悩まされている方の多くは、「疲れやすいのは仕方がない」「これが普通の状態だ」と諦めてしまっているケースが多く見られます。しかし、体質に合った漢方薬を服用することで、日々の活力が底上げされ、「こんなに元気になれるなんて」「朝の目覚めが全然違う」「階段を上っても息切れしない」と驚かれる方は非常に多くいらっしゃいます。
漢方治療では、「なぜ疲れやすくなっているのか」「どうすれば根本から体力を回復できるのか」を全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析し、根本的な体質改善を目指します。疲労感の軽減だけでなく、食欲不振、冷え、胃腸の不調、不眠、気分の落ち込み、免疫力の低下など、疲れやすさに関連する全体症状への対応も得意としており、QOL(生活の質)の向上を目指します。
① 漢方医学における疲れやすさ・体力不足の考え方
漢方では、疲れやすさや体力不足は、「体内のエネルギー生成と消費のバランス、血液や栄養の巡り」がうまくいかなくなった結果としてとらえます。特に、消化吸収機能の低下や血液循環の悪化、ストレスによる自律神経の乱れ、睡眠の質の低下、ホルモンバランスの変化、加齢による代謝機能の衰えなど、さまざまな要因が複雑に関与していることが多く見られます。
富士堂では、疲れやすさ・体力不足を主訴として来院される方はもちろん、他のお悩み(冷え症、胃腸の不調、不眠など)でご相談いただく中で、疲労感の改善も同時に求める方も多くいらっしゃいます。漢方は体質をみる医学であるため、疲労感と関連する様々な症状を個別に対処するのではなく、それらを総合して根本から改善することが可能です。
特に、以下のような特徴がある場合、漢方的な視点からの調整が有効です。
・朝起きるのがつらく、午前中は特に調子が悪い
・食後に眠気や疲労感が強くなる
・少しの運動や階段の昇降で息切れや疲れを感じる
・集中力が続かず、仕事や家事の効率が悪い
・食欲がない、または食べても力にならない感じがする
・風邪をひきやすく、回復が遅い
・気分が沈みがちで、やる気が起きない
・夜眠れない、または眠りが浅く疲れが取れない
これらの症状は「全身のエネルギー循環がうまく働いていない」サインとも言え、体質を含めた全体の調整が疲労回復と体力向上のカギとなります。
② 疲れやすさ・体力不足の漢方治療
富士堂では、疲れやすさ・体力不足に対して単に「疲労を一時的に取る」ことだけを目的にせず、「なぜエネルギーが不足しているのか」「どうすれば持続的に体力を回復できるのか」を一人ひとりの生活背景や全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析します。問診に加えて、舌診・脈診・腹診を活用し、消化系・循環系・代謝系・神経系など全身の状態を多角的に把握した上で、適切な処方を提案します。
▼体質・症状別の 主な処方例 ※あくまでも一例です
■胃腸虚弱・消化不良型(食欲不振、食後の疲労感、軟便傾向、痩せ気味)
→ 胃腸の働きが弱く、食べ物から十分なエネルギーを取り込めない状態です。いくら栄養のあるものを食べても、消化吸収が悪ければ体力の回復にはつながりません。漢方では、胃腸の機能を整え、消化吸収を高めることで、自然にエネルギーが体内で生成されやすい状態をつくります。
処方例: 六君子湯、補中益気湯、人参湯、参苓白朮散、黄耆建中湯など
■気血不足型(顔色が悪い、めまい、立ちくらみ、月経異常、髪の毛が抜けやすい)
→ 血液や栄養が全身に十分に巡っていない状態で、特に女性に多く見られます。貧血気味、生理不順、産後の体力低下、ダイエットによる栄養不足などが背景にあることが多く、血液を補い、全身の栄養状態を改善する処方を用います。
処方例: 帰脾湯、当帰芍薬散、十全大補湯、人参養栄湯、瓊玉膏、婦宝当帰膠など
■冷え・代謝低下型(手足の冷え、むくみ、頻尿、下痢しやすい、免疫力低下)
→ 体が冷えることで代謝機能が低下し、エネルギーの生成や消費効率が悪くなっている状態です。特に中高年や虚弱体質の方に多く見られ、体を内側から温め、代謝機能を回復させることで疲労感の改善を図ります。
処方例: 八味地黄丸、牛車腎気丸、真武湯、附子理中湯、桂枝加朮附湯など
■ ストレス・自律神経型(不眠、イライラ、気分の波、肩こり、頭痛、食欲のムラ)
→ 精神的ストレスや過労により自律神経のバランスが乱れ、質の良い睡眠が取れない、リラックスできない状態が続くことで慢性疲労につながります。心身のストレスをやわらげ、自律神経の調整を通じて自然な疲労回復を促す処方を用います。
処方例: 加味逍遙散、抑肝散、柴胡加竜骨牡蠣湯、半夏厚朴湯、甘麦大棗湯など
■ 夏バテ型(食欲不振、全身のだるさ、寝汗、口の渇き、下痢または軟便)
→ 暑さによって体力が消耗し、胃腸の働きや水分代謝が乱れている状態です。冷たいものの摂りすぎや寝苦しさによる睡眠不足も影響し、慢性的なだるさや食欲不振、下痢などの不調が出やすくなります。漢方では、失われた「気(エネルギー)」や「津液(水分)」を補いながら、夏特有の疲労に対し、体力回復と脱水予防を同時にサポートします。
処方例: 清暑益気湯、生脈散(麦味参散)、補中益気湯など
これらの処方は、無理やり一時的に元気にするものではなく、自然にエネルギーが体内で生成され、効率よく活用される体の状態をつくることを目的としています。その結果、疲労感の軽減だけでなく、食欲の改善、冷えの解消、睡眠の質の向上、免疫力の回復、気分の安定など、疲れやすさに関連する様々な症状も同時に改善していくことが期待できます。
「検査では異常がないのに疲れが取れない」「栄養ドリンクに頼りたくない」「根本から体力をつけたい」「更年期で体力が落ちてきた」とお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
4.スキンケア(しわ・たるみ・シミ・くすみ・乾燥肌・肌の老化)
スキンケア(しわ・たるみ・シミ・くすみ・乾燥肌などの肌の老化)は、多くの方が年齢とともに気になり始める美容上の大きな部分です。ファンデーションでカバーしきれないシミやくすみ、目元や口元のしわ、頬のたるみ、粉をふいたような乾燥肌など、お悩みは多種多様です。
現代社会では紫外線、ストレス、睡眠不足、栄養の偏り、ホルモンバランスの変化などを原因とした肌の老化が加速しており、特に30代後半以降の女性、更年期を迎えた方、仕事や育児で忙しい方などは特に内側からのアンチエイジングケアが重要になります。
一般的な美容ケアでは、化粧品やエステ、美容医療による外側からのアプローチが中心となりますが、一時的な効果にとどまったり、費用が高額になりがちなことに悩む方も少なくありません。
しかし、体質に合った漢方薬を服用することで、肌の透明感やハリが内側から蘇り、「久しぶりに肌を褒められた」「ファンデーションが薄くて済むようになった」「鏡を見るのが楽しくなった」と驚かれる方は非常に多くいらっしゃいます。
漢方治療では、単なる「表面的な肌トラブルを隠す」という対症療法ではなく、「なぜ肌の老化が進んでいるのか」「どうすれば内側から美しい肌を育てられるのか」を全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析し、根本的な体質改善を目指します。
① 漢方医学におけるスキンケア・肌の老化・美容の考え方
漢方では、しわ・たるみ・シミ・くすみなどの肌の老化は、「体内の血液循環、水分代謝、ホルモンバランス」がうまくいかなくなった結果としてとらえます。特に、血液循環の悪化やホルモンバランスの変化、消化吸収機能の低下、ストレスによる自律神経の乱れ、睡眠の質の低下、腎機能の衰え、便秘による老廃物の蓄積など、さまざまな要因が複雑に関与していることが多く見られます。
富士堂では、肌の老化・美容トラブルを主訴として来院される方はもちろん、他のお悩み(生理不順、更年期症状、冷え性など)でご相談いただく中で、肌質の改善も同時に求める方も多くいらっしゃいます。漢方は体質をみる医学であるため、肌トラブルと関連する様々な症状を個別に対処するのではなく、それらを総合して根本から改善することが可能です。
例えば以下のような特徴がある場合、漢方的な視点からの調整が有効です。
・顔色がくすんでいて、血色が悪い
・目の下のクマが消えない、疲れた印象に見える
・肌が乾燥しやすく、化粧のりが悪い
・シミが増えてきて、ファンデーションでカバーしきれない
・ほうれい線や目元のしわが気になる
・頬のたるみやフェイスラインがぼやけてきた
・生理不順や更年期症状がある
・冷え性で手足が冷たい
・便秘がちで肌荒れしやすい
・ストレスが多く、睡眠の質が悪い
これらの症状は「全身の巡りや調節機能がうまく働いていない」サインとも言え、体質を含めた全体の調整が美肌回復のカギとなります。
② しわ・たるみ・シミ・くすみ・肌の老化の漢方治療
富士堂では、肌の老化・美容トラブルに対して単に「表面的な改善」だけを目的にせず、「なぜ肌の老化が進んでいるのか」「どうすれば内側から美しい肌を育てられるのか」を一人ひとりの生活背景や全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析します。問診に加えて、舌診・脈診・腹診を活用し、全身の状態を多角的に把握した上で、適切な処方を提案します。
▼体質・症状別の 主な処方例 ※あくまでも一例です
■ 血行不良・血液ドロドロ型(顔色が悪い、クマ、くすみ、肩こり、生理不順)
→ 血液の流れが悪く、肌に十分な栄養や酸素が届いていない状態です。顔色がどんよりとくすみ、クマが目立ち、肌にツヤやハリがなくなります。血液の質を改善し、全身の血流を促進することで、肌の透明感と血色を取り戻す処方を用います。
処方例: 桂枝茯苓丸、桃核承気湯、血府逐瘀湯、冠心逐瘀丹、芎帰調血飲第一加減など
■乾燥・水分不足型(肌の乾燥、小じわ、髪の毛の乾燥、便秘、口の渇き)
→ 体内の水分が不足し、肌や髪の潤いが失われている状態です。空気の乾燥、加齢、ストレスなどにより体内の水分保持能力が低下し、肌のバリア機能も弱くなっています。体内の水分を補い、潤いを保つ処方を用います。
処方例: 瓊玉膏、婦宝当帰膠、麦門冬湯、杞菊地黄丸、潤腸湯、当帰飲子など
■消化不良・栄養不足型(食欲不振、胃もたれ、軟便、疲れやすい、痩せ気味)
→ 胃腸の働きが弱く、食べ物から十分な栄養を吸収できない状態が続くと、肌に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルが不足し、肌の再生機能が低下します。消化吸収機能を高め、栄養の利用効率を改善する処方を用います。
処方例: 六君子湯、補中益気湯、帰脾湯、人参湯、四君子湯、香砂六君子湯など
■冷え・代謝低下型(手足の冷え、むくみ、顔色が青白い、疲れやすい、生理痛)
→ 体が冷えることで血液循環や新陳代謝が低下し、肌のターンオーバーが遅くなっている状態です。特に冷え性の女性に多く見られ、体を内側から温め、代謝機能を活性化することで肌の再生力を高めます。
処方例: 当帰四逆加呉茱萸生姜湯、五積散、真武湯、八味地黄丸、温経湯、人参養栄湯など
■ホルモン・自律神経バランス型(更年期症状、生理不順、イライラ、肌荒れ、大人ニキビ)
→ 女性ホルモンの変動や精神的ストレスにより、自律神経やホルモンバランスが乱れ、肌の不調や情緒の不安定さが現れやすくなります。特に40代以降の女性に多く、ホルモンや自律神経の調整を図る処方を用います。
処方例:加味逍遙散、当帰芍薬散、抑肝散、柴胡加竜骨牡蠣湯、婦宝当帰膠、桂枝茯苓丸など
■便秘・老廃物蓄積型(便秘、肌荒れ、ニキビ、体重増加、むくみ)
→ 便秘により腸内環境が悪化し、老廃物や毒素が体内に蓄積されることで、肌荒れやくすみが生じている状態です。腸内環境を整え、老廃物の排出を促進することで、肌の透明感を取り戻す処方を用います。
処方例: 防風通聖散、桃核承気湯、大黄甘草湯、麻子仁丸、潤腸湯など
これらの処方は、一時的に肌をきれいにするものではなく、自然に肌の再生機能や保湿機能が正常化する体の状態をつくることを目的としています。その結果、しわ・たるみ・シミ・くすみの改善だけでなく、血色の改善、肌のハリや弾力の回復、化粧のりの向上、さらには生理不順、冷え性、便秘、疲労感など、美容トラブルに関連する様々な症状も同時に改善していくことを目指します。
5.白髪・抜け毛・薄毛・髪のパサつき・髪の老化
白髪・抜け毛・薄毛・髪のパサつきなどの髪の悩みは、多くの方が年齢とともに深刻に感じ始める美容上の大きな問題です。「鏡を見るたびに白髪が増えている」「シャンプーの度に抜け毛の量に驚く」「髪にコシがなくなってボリュームが出ない」といった変化は、見た目だけでなく気持ちの面でも大きな影響を与えます。
現代社会では、ストレス、睡眠不足、栄養の偏り、ホルモンバランスの変化などの原因により髪の老化が加速しやすく、外側からのケアだけでは限界を感じる方も多いのではないでしょうか。
一般的なヘアケアでは白髪染めや育毛剤が中心となりますが、「一時的には良くなるが根本的な解決にならない」「費用ばかりかかって効果が実感できない」とお悩みの声をよく耳にします。
実は、体質に合った漢方薬を服用することで「白髪の進行が明らかに遅くなった」「抜け毛が減った」「美容師さんに髪質が変わったと言われた」と驚かれる方は非常に多くいらっしゃいます。髪は「血の余り(けつのあまり)」と呼ばれ、全身の血液や栄養状態を映す鏡のような存在です。
漢方治療では、「なぜ髪が老化しているのか」を睡眠の質、消化機能、ストレス状態、ホルモンバランスなど全身の状態と照らし合わせながら分析し、根本的な体質改善を目指します。髪のトラブルに関連する様々な不調を個別に対処するのではなく、包括的に改善していけることも漢方の大きな魅力です。
① 漢方医学における髪の老化・ヘアトラブルの考え方
漢方では、白髪・抜け毛・薄毛・髪のパサつきなどの髪の老化は、「体内の血液循環、栄養の供給、ホルモンバランス」がうまくいかなくなった結果としてとらえます。特に、血液循環の悪化やホルモンバランスの変化、腎の衰え(漢方でいう腎は生殖・成長・老化と深く関わる)、ストレスによる自律神経の乱れ、睡眠の質の低下、消化吸収機能の低下による栄養不足など、さまざまな要因が複雑に関与していると考えます。
たとえば以下のような特徴がある場合、漢方的な視点からの調整が有効です。
・白髪が急激に増えてきて、白髪染めの頻度が上がった
・抜け毛が多く、髪のボリュームが減ってきた
・髪がパサついて、ツヤやコシがなくなった
・髪が細くなり、スタイリングがしにくい
・頭皮が乾燥してフケやかゆみがある
・疲れやすく、めまいや立ちくらみがある
・ストレスが多く、睡眠の質が悪い
これらの症状は「全身の栄養供給や調節機能がうまく働いていない」サインとも言え、体質を含めた全体の調整が美髪回復のカギとなります。
② 白髪・抜け毛・薄毛・髪のパサつき・髪の老化の漢方治療
富士堂では、髪の老化・ヘアトラブルに対して単に「表面的な改善」だけを目的にせず、「どうすれば内側から健康な髪を育てられるのか」を一人ひとりの生活背景や全身の状態と照らし合わせながら丁寧に分析します。問診に加えて、舌診・脈診・腹診を活用し、全身の状態を多角的に把握した上で、適切な処方を提案します。
▼体質・症状別の 主な処方例 ※あくまでも一例です
■加齢・代謝機能低下型(白髪、抜け毛、疲れやすい、腰痛、頻尿、耳鳴り)
→ 年齢とともに体の基礎的な代謝機能やエネルギー産生能力が低下し、髪に必要な栄養やエネルギーが不足している状態です。特に中高年に多く見られ、全身の老化現象の一環として白髪や抜け毛が進行しています。体の根本的なエネルギー代謝を活性化し、老化に伴う機能低下をサポートする処方を用います。
処方例: 六味地黄丸、八味地黄丸、瓊玉膏 、動物性補腎薬など
■栄養不足・血行不良型(白髪、髪のパサつき、顔色が悪い、立ちくらみ、生理不順)
→ 体内の栄養状態や血液の巡りが悪く、髪に十分な栄養が供給されていない状態です。特に女性に多く見られ、生理過多、産後の体力低下、ダイエットによる栄養不足などが背景にあることが多く、体の栄養状態を改善し髪に栄養を届ける処方を用います。
処方例: 当帰飲子、当帰芍薬散、十全大補湯、人参養栄湯、婦宝当帰膠、瓊玉膏など
■血行不良・血液ドロドロ型(抜け毛、薄毛、頭皮の血色が悪い、肩こり、頭痛)
→ 血液の流れが悪く、頭皮や毛根に十分な血液が届いていない状態です。ストレス、運動不足、冷えなどにより血液循環が悪化し、髪の成長に必要な酸素や栄養素が不足して抜け毛や薄毛が進行します。血流を改善し、頭皮環境を整える処方を用います。
処方例: 桂枝茯苓丸、芎帰調血飲第一加減、血府逐瘀湯、冠心逐瘀丹など
■ホルモンバランス・ストレス型(更年期の抜け毛、円形脱毛症、生理不順、のぼせ、イライラ)
→ 女性ホルモンの変動や精神的ストレスにより、ホルモンバランスや自律神経が乱れている状態です。特に40代以降の女性に多く、エストロゲンの減少や過労により血管の収縮や栄養の吸収不良が起こり、髪のツヤやボリュームが失われています。ホルモンバランスを整え、心身のストレスをやわらげる処方を中心に用います。
処方例: 加味逍遙散、柴胡加竜骨牡蠣湯、抑肝散、温経湯、桂枝茯苓丸、半夏厚朴湯など
■ 消化不良・栄養吸収不良型(髪が細い、コシがない、食欲不振、疲れやすい、軟便)
→ 胃腸の働きが弱く、食べ物から髪の成長に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルを十分に吸収できない状態です。髪の材料となる栄養素が不足することで、髪が細くなったり、成長が遅くなったりします。消化吸収機能を高める処方を用います。
処方例: 六君子湯、補中益気湯、帰脾湯、人参湯、香砂六君子湯、参苓白朮散など
■頭皮環境悪化型(薄毛、フケ、かゆみ、脂性、頭皮の赤み、抜け毛)
→ 頭皮の皮脂分泌過多や炎症により、毛根環境が悪化し薄毛が進行している状態です。ストレス、食生活の乱れ、ホルモンバランスの変化などが背景にあることが多く、頭皮の炎症を鎮め、皮脂バランスを整える処方を用います。
処方例: 黄連解毒湯、消風散、清上防風湯、荊芥連翹湯、十味敗毒湯など
これらの処方は自然に髪の成長機能や栄養供給が正常化する体の状態をつくることを目的としています。その結果、白髪・抜け毛・薄毛・髪のパサつきの改善だけでなく、髪のツヤやコシの回復、頭皮環境の改善、さらには疲労感、冷え性、生理不順、めまい、耳鳴りなど、髪の老化に関連する様々な症状も同時に改善していくことが期待できます。
4. 実際の症例
**詳しい症状別の記事などについてはページ最下部のリンクからご覧いただけます**
○冷え性(20代女性)
都内にお勤めの20代女性。10代の頃から冷え性にお悩みで、夏でもエアコンの効いた場所が苦手ということで体質改善のご相談にいらっしゃいました。
お仕事のスケジュールによりなかなか来局できないということで、初回はご来局いただき、2回目以降はオンライン相談というスタイルで対応させていただきました。ご自宅で煮出してお飲みいただく煎じ薬をスタートし、平日はお薬をマイボトルに入れてオフィスでお飲みいただきました。
同時に、体質に合う養生として、竹ふみによる足裏の刺激(足裏は心臓から最も遠い場所なので、足裏を刺激することにより血行が良くなり温まりやすくなります)、コンビニや外食メインでも持続可能な食生活のご提案もさせていただきました。
結果、漢方服用1週間後には冷えの改善を実感され、さらに生理痛も改善したとお喜びいただきました。
○痩せ、疲れやすい、食欲がない、不安(50代女性)
BMI16.6と痩せ型で、日常生活での疲れやすさが顕著であり、数時間の外出でも疲労困憊してしまう状態でした。食事面では、すぐに満腹感を感じる、食欲がない、胃がポチャポチャする感覚があるとのことで、十分な食事摂取が困難な状況でした。さらに詳しくお話を伺うと、子育てや夫婦関係に関する深刻な悩みを抱えており、大きなストレスを感じながら日常生活を送られていることが判明し、これらの心理的負担が身体症状に大きく影響していると判断いたしました。
漢方薬については、胃腸の消化機能をサポートし、栄養吸収を促進することをベースに、気の巡りを改善しながら気血を補う処方をいたしました。
結果として、体調に波はありながらも徐々に食事摂取量が増加し、体重は5キロ増加してBMI18.5を超えるまで改善し、表情にも笑顔が見られるようになりました。体調の変動にストレスが大きく影響することを考慮し、現在も3週間に1回の漢方相談において、他人には相談しにくい悩みをしっかりとお聞きし、少しでも前向きな気持ちを持っていただけるよう、カウンセリングを重視した相談を継続しています。
■併せて読みたい完治した患者様からの口コミと解説記事
>>薄毛治療|漢方薬での抜け毛改善は可能か?
5. 富士堂の漢方が選ばれる理由
1. オーダーメイドの漢方治療
「煎じ薬を試したいけど自分で煎じられるの?」
「忙しいから手軽に飲める顆粒剤がいい」
「日常生活でも気を付けることってある?」
ご来店いただく患者様は様々な悩みや不安を抱えています。富士堂の漢方相談では、病状や体質を丁寧に確認し、あなたに合った「証(しょう、=漢方を選ぶ根拠)」を見極めます。
初回相談は約1時間。体調のことだけでなく、経済面や精神的な不安も遠慮なくご相談ください。経験豊富な中医師・薬剤師が、生活アドバイスも含めた総合的なサポートを行います。
2. 豊富な臨床経験
富士堂に在籍するスタッフは中医師から薬剤師まで漢方の専門家でありながら、西洋医学の知識も豊富にもつスペシャリストで、毎年7,000名以上の患者様にご相談いただいています。
毎月の社内勉強会や毎週の症例ディスカッションを通じて、常に知識・技術を磨き、皆様の健康に最適な治療をご提供できるよう努めています。
3. 安全性を重視
皆様が安心・安全に漢方をご利用いただけるように以下のことを特に重視しております。
1.方証医学に基づいた、根拠のある漢方相談を徹底
時間を惜しまずに漢方相談を行い、服用後のフォローにも努め、副作用の予防や、効果の確認などに努めます。
2.信頼できるメーカーからのみの仕入れ
使用する生薬はすべて国内の大手漢方メーカー(ウチダ和漢薬・栃本天海堂・高砂薬業・イスクラ産業・クラシエ薬品)から仕入れています。海外からの直輸入は行いません。
3.厳格な品質管理
生薬はすべて原植物の確認、理化学試験、重金属・ヒ素・残留イオウの管理・経験的鑑別、残留農薬管理、微生物検査をクリアした安全なものです。
4. オンライン相談・宅配対応
富士堂では、LINE・WeChat・Teamsなどのビデオ通話ツールによるオンライン相談も可能です。漢方薬は店頭受け取りのほか、ご自宅への発送も承っています。忙しい方や遠方・海外にお住まいの方でも、安心してご利用いただけます。
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6. ご相談・カウンセリングの流れ
漢方薬を受け取るまでの流れは以下のようになります。
ご予約➤ご相談➤漢方薬の選定➤ご確認・お会計➤調剤・お渡し(発送)
詳しくはこちらをご覧くださいませ。
漢方薬は、一人ひとりの体質や体調、生活環境、そしてその方をとりまく背景によって、必要な処方が大きく異なります。そのため富士堂漢方薬局では、最初に丁寧なカウンセリングを行い、現在のお困りの症状だけでなく、これまでの経過や生活習慣、ストレス要因なども含めて総合的に把握することを大切にしています。
ご相談は予約優先制で、個室にてプライバシーに配慮した落ち着いた環境の中、ゆっくりとお話を伺います。初回のカウンセリングでは、漢方医学に基づく「四診(望診・聞診・問診・切診)」をもとに、舌の状態、脈、腹部の緊張や冷えの有無なども丁寧に確認します。
また、西洋医学的な視点も大切にしており、血液検査や画像検査の結果がある場合には、それらも参考にしながら総合的に判断します。まずはお気軽にご相談ください。
■漢方相談予約・お問合せ>>「お問い合わせ(LINE,WeChat,メールフォーム)」
■オンライン相談について詳しくはこちら>>「オンライン漢方相談|来店なしでお薬お届け」
7.美容・アンチエイジング・スキンケア・体質改善にお悩みの方へ 〜富士堂からのメッセージ〜
健康を兼ね備えた美しさは、表面的な対症療法では得られません。体の内側から湧き上がる健康的な輝きこそが、年齢を重ねても失われない美しさの源泉です。
富士堂が提供するのは、一人ひとりの体質と生活環境に合わせた、完全オーダーメイドの美容・健康法です。即効性よりも持続性を、対症療法よりも根本治療を重視し、自然治癒力を高めることで、本来の美しさを引き出していきます。
「いつまでも美しく、健やかでありたい」という願いを実現するために、適切な治療とケアにより、年齢に負けない輝きを保ち続けることは十分に可能です。
お一人で悩まずに、まずはお気軽にご相談ください。あなたの美容と健康の悩みに、漢方医学の知恵と経験でお応えいたします。
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