2019.06.27婦人科症例集
33歳、無月経2年間、漢方で2か月生理再開、9か月完全回復

東京都のO・Aさん 初診33歳
患者様について
31歳頃、仕事が忙しくて、元々不順気味の生理が半年以上来てなくて、病院からホルモン療法をすすめれたものの受けたくないという思いがあり(生理不順の時ピル服用経験あり)、自力で生理が来るようにと漢方を求めて来店。別店の漢方(詳細不明)を既に1年間試したが、生理はまだきていない。
症状について
ストレスと多忙による発作があり、視床下部機能不全が原因と考えられます。冷え症、下痢しやすい、BMI:17.5。おりものがほぼない。
FSH:4.7・LH:2.2・E2:18・PRL:16.6
漢方治療について
漢方分類: 気鬱・気滞・血虚
治療プラン:理気・補血
治療用薬:理気に加味逍遥散(330円/日)、補血に鹿茸大補湯(19000円/月)
生活アドバイス:大豆を多く取るように、有酸素運動など
漢方服用後の経過
<服用1ヶ月目>
生理はまだですが、体が温かくなってきて、おりものの量も増えてきました。
子宮内膜の成長があると思い、活血薬:折衝飲(330円/日)を生理予定日に合わせ、10日分追加。
<服用2ヶ月目>
約2年ぶりの生理が来ました。量が少なく、2日間で終わりました。
<服用4ヶ月目>
45日周期、2回目の生理、経血量も、おりものの量も増えてきました。
<服用6ヶ月目>
42日周期、3回目の生理。生理3日目の検査、FSH:6.7・LH:5.2・E2:43で数値が上がって来ました。ストレスが溜まらないようにアドバイス。
<服用7ヶ月目>
35日周期、4回目の生理。経血量はほぼ普通に戻り、6日間でした。漢方用量を半分にしました。
<服用9ヶ月目>
32~35日周期で安定、経血量は通常に。漢方用量を1/3に。なくなり次第、中止としました。
⇒生理開始まで2か月間、費用合計約6万円(税抜)、総費用約19万円(税抜)
~不妊漢方アドバイザー張冬先生のコメント~
生活リズムの改善が回復のポイントだと思います。自律神経とホルモンバランスを調整することで、完全に回復した一例です。
関連ブログ
【生理不順】38歳、月経前緊張症候群(PMS)・生理痛・乳腺症の改善(2019.8)
【生理不順】22歳、ダイエットにより無月経、5か月ぶり月経再開(2018.2)
Category
Archive
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年11月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年10月
- 2016年6月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年6月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年8月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年2月
- 2012年12月
- 2012年10月