皆さん、こんにちは。所長の許志泉です。

富士堂漢方薬局渋谷店の開店の際、著名な書道家であり長年の友人である劉洪友先生から「医道」という作品をいただきました。



この作品は渋谷店の相談室に飾られており、私たちの「医学、特に漢方医学(中医学)は1本の終わりなき道である」という理念を表しています。

 

この道はどこからどこへ続くのか

漢方医学(中医学)は中国文明に端を発し成長したものです。今から約1800年前、張仲景が「傷寒雑病論」を記した時代にはすでに大変成熟した漢方診療法が確立されておりました。この段階ですでに集大成とも呼べる書物が存在した所以は、5000年間にわたる中国文明の早い段階から、漢方の経験や臨床は蓄積され編纂され続けてきたためだと私は考えます。

そしてこの大樹のように成長する学問はこの先も延々と伸び続け、西洋医学と合わさり、新解釈を取り込み、永らえてゆくことでしょう。

私たち個人としては、この道に乗り、歩み、また新たな道を作っていかなければなりません。

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